はい!今日はこの曲!3の四曲目
「無荒様」
「赤い服の女」の時にも触れた脚本家、小中千昭先生。Jホラーの礎となった「小中理論」のほかにも大きな特徴があります。それは「どんな作品にもクトゥルフネタをぶっこんで来る」です。ウルトラマンティガのラスボスをクトゥルフ邪神にしちゃったり「HTE ビックオー」というロボットアニメでラブクラフトの小説「インスマスを覆う影」を再現しちゃったり「こんなことしていいの?」と思うようなことをします。私も見習ってもう一個クトゥルフ物作ろうと思いました。
クトゥルフ神話、ラブクラフトをはじめ色々読みました。設定や世界観、邪神たちは魅力的ですが日本人は恐怖は覚えないんじゃないでしょうか?ラブクラフトはタコやカニなどの海洋生物が嫌いでそれをモチーフとした怪物が現れますが日本人にとってタコやカニは美味しい食材かユーモラスでコミカルな存在で愛すべき生物です。円谷英二と水木しげるのおかげで怪獣、妖怪も親近感ありますし八百万神のおかげで訳わかんない神様いても不思議に思わないし。怪獣物には出来ますがホラーにはなりにくいと思います。
そこで思いついたのが洒落怖でよくある土着信仰的な香りのする怪談。八尺様とかコトリバコとかです。思いついたのは田舎にある由来がよく分からない神社。祭っている神様は実は・・・というもの。クトゥルフを九頭竜と表記して日本と絡めたネタはどっかで見た気がしたので却下。大体クトゥルフって重要な神様じゃなかったりします。やっぱ一番カッコイイ神様ニャルラトテップで行こうと思いました。別の言い方でナイアラルトポテプ。「貌の無い神」という二つ名もあります。じゃあ「ナイ」は「無い」だろうと。「アラ」は「荒」。荒神様やアラハバキといった出生不明の神様のイメージもつきます。それで出来たのが「無荒様」。ここまで来たら後はノリノリで曲作るだけです。
神社という事でお祭りを意識した曲にしました。やっぱ太鼓とかいれた和風ロックってなんか気持ちが乗ってきますねw
発表当時聴いてた頃は何か元ネタでもあるんかいなと思いつつそれ以上調べてなかったんですが、近年にこちらも別件でクトゥルフネタ調べてる際にこの曲と繋がって妙に納得したのを憶えています。
何故かこの曲をヘビロテしてた時期があるんで個人的な思い入れは深かったりします。
そしてPVの脚!!
あと別件ですが、今週から例のイベントの参加申込が始まりました。
6/22期限なのでお忘れなきようにー。
どうもっす!M3の事すっかり失念してました!やべえやべえ。
まったく新作のアイデアないけど間に合わせます!
山本さん こんばんは
確かに土着信仰は妖しさに満ちていますね。
祀られている神様が邪神であれ、なんの不思議もありませんね(^^;
このpvのニャル様のセクシーダンスに釘付けになりました(笑)
何でしょう、あの妖艶さは…。
クリーチャーに性的魅力を抱いたのは初めてです。
イキグサレ、デザインしてた時期に考えていたアイデアにウルトラマンとかに出てくる星人。メトロン星人とかキングジョーとかちょっと女性的にみえるデザインだなーと思ってグラマラスにしてみたら面白いかもと考えていました。そのアイデアを元にニャルラトテップ、デザインしてみました。結構イカしていると思いますw