どうもです!連日気が滅入るニュースが続きますが冷静に考えれば自分の生活に直接影響はありません。完全に気持の問題ですので気持を切り替えていつもの日常を送ります。
ハイ!曲紹介「イキグサレ14」四曲目「ろくろ首」です。
これまた楽器から無理矢理フレーズひねり出した曲です。イントロのヘンテコなキーボードのフレーズが最初に出来てそこから組み立てていったのですが思いの外良い曲っぽくなったので歌詞も少し切ない感じにしたくなりました。
そこで思いついたのが「ろくろ首」。イキグサレ5の雪女の解説でも書きましたが妖怪って何かしらの現象や状況だったりします。しかし妖怪図鑑でしらべても「ろくろ首」は中国の「飛頭蛮」や東南アジアの内臓ごと首が飛ぶ妖怪との類似性しか書いてなくイマイチ「ろくろ首」の元ネタが分かりません。なぜ一見可愛らしい女中さんか遊女のような姿なのか。なぜその首が伸びるのか。
何の本だったか忘れましたがその答えが書いてありました。遊郭で病に罹ってしまった遊女。食事も与えられず離れに隔離されてしまいます。ドンドン痩せ細っていき「せめて栄養だけでも」と行灯の油を舐めようと首を伸ばします。その様子があまりにも白く痩せ細った首のせいでニューッと伸びたように見えた。それが「ろくろ首」の話になったという説です。これは私が抱いている「ろくろ首」のイメージにピッタリ符合しました。
この切ない「ろくろ首」の話、現代に復活させようと歌詞を作り始めました。届かない何かを求めて白く細い首を精一杯伸ばす。マンションの上階にある別れた彼氏の部屋をマンションの下からジッと見上げる女性のイメージが湧いて来ました。良い感じの現代版「ろくろ首」が表現できたとかなり満足しています。
そして「丸呑みマンション」に続いて舞台はマンションにまってしまいました。もう諦めてこのアルバムはマンション、アパート、部屋がテーマってことにしようと思いましたw