スキマニア

今日も宣伝盤の解説です。二曲目は「ステキな呪文」。続く三曲目、

「スキマニア」

元ネタは桜金造さんが得意とする怪談「隙間女」。タンスと壁の数ミリの隙間にいる超薄型の幽霊です。この話、桜金造さんのオリジナルと思っていたんですが江戸時代からあるお話らしいです。あと黒沢清監督のホラー映画「回路」。この作品、ネットが死者の世界に繋がって回線から幽霊が来るって話なんですが「開かずの間」というガジェットが有効に使われています。ネットにつないだPCがある部屋のドアや窓を赤いガムテープで養生すると「開かずの間」の出来上がり。その部屋は異界となります。

そこから隙間から現れる幽霊と隙間をガムテープでふさぐ人の攻防戦というアイデアが出てきました。最初は少し笑いよりの物を考えていたんですがなんか物足りない感じがしたので神経症を患っている人の雰囲気を出してみました。一日中、部屋の中でテープを張ったりはがしたりしている人っていうのも結構怖い状況だと思います。

曲の方はニューウェーブ、とくに「XTC」の初期の頃をイメージしました。私にしては珍しく結構再現出来ているんじゃないかと思っています。いつも曲名思いついた時、検索してかぶっている物ないかチェックするんですが「スキマニア」、スキマスイッチのファンの事をこう呼ぶそうです。「変な所でかぶっちゃったな」と思いましたが「まあいいや」と変更しませんでしたw

スキマニア」への4件のフィードバック

  1. 人が入れるはずもない場所に誰かが居る。ってそれだけで恐怖ですね。「隙間女」ググってみましたが秀逸です。。
    視覚情報が制限されるという点でも隙間は有能なので、隙間からチラッと覗く何かに気がついた時、じーっと「なんだろな?」って考えながら凝視していると次第にそれが女性の顔だということに気がつく……なんていうのも想像してみると超怖いですね。

    昔、『スキマニア』みたいなホラー漫画を読んだ記憶があって、聞くといつも最後の1コマを思い出します。
    とにかく隙間が怖くて怖くてたまらない主人公が必死に隙間を埋めようとするんですが、どうしても埋めきることができず、最後には自分の体を無理やり狭い隙間に押し込んで……という話。
    幼稚園か小学生くらいの時なので記憶もあやふやなんですが、たぶん日野日出志さんタイプの絵柄でした。

    • ホラー装置として隙間は非常に優秀ですね。Jホラー、怪談共に襖がしょっちゅう出てくるのは容易に隙間を作れるからでしょうね。
      日野日出志先生のマンガは結構持っているんですがそれはしらないです。実は「エレベーター」日野日出志先生の短編からもイメージいただいています。

  2. 宣伝版の中ではこの曲ばっか聴いてたんですがニュー・ウェーヴってジャンルなんですね。
    XTCは初耳なんで機会があったら聴いてみようかなー。

    あと例の申込、本日6/22の17時が期限ですのでまだの場合はお早めに!(こっちは現在カット作成中)

    最後にここに書くべきか悩ましいんですが、ちょっとした相談事があるので後日別途連絡しますね。

    • XTCは凄くいいからお勧めですよ!
      M3申し込み全部終わっています!あとは当落のお知らせ待つだけです。
      メールでも電話でも直接家に来てもいいですよ。でも俺、なんだか妙に忙しいんで相談乗れるか分かんないっすけどw

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