イキグサレ12

今日は節分。家は古くから商売やっていたので縁起担ぎにはうるさくて私が大人になっても豆まきさせられていました。さすがに恥ずかしいので夜中に人目を避けてそっとまいていたんですが子供が出来た事によって堂々と豆まき出来るようになりました。

さてさて。遂に曲紹介、最新作まで来てしまいました。さあどうしよう。

「イキグサレ12」

父が亡くなった事により店を畳んで貸す事に。私の時間の大半を奪っていたお店番がなくなりました。これにより今回は製作に余裕を持って時間を使えるぞと思っていたんですが・・・。

相続や名義変更の手続きにかなり手間取ってしまいました。終わってから思えば言われた事を言われた通りに、やるべき事を順番通りにやっただけなんですが、やっている時は不慣れな事ばかりで不安だらけでかなり神経を消耗してしまいました。また無職になったことで家事全般を受け持ったんですがこれも慣れないうちは家事だけで一日が終わってしまう事も。これではイカンとイキグサレの活動を広げるためにこのブログを始めました。

とまあ色々理由を挙げることは出来ますが結局急に生活リズムが変わったので対応出来なかった見たいですwどのタイミングで作業に入るか全然掴めなくて。好きでやっていることなのに非常に面倒臭くなっていたり。ダラダラしているうちに製作期間は二ヶ月切っていました。ヤバイと思って作り始めるんですが全然気分がのらない。エンジンかかったのは一ヶ月前でした。さすがの私も一ヶ月で十曲揃えるのは無理でしたw残り三曲で時間切れです。どうしようと思ったとき閃きました。

とある理由から発表出来ず仕舞いの曲が丁度三曲ありました。曲調も歌詞の内容もイキグサレの曲にしても違和感ない曲だと思います。これを持ってきちゃおうと。とある理由というのも私自身のこだわりで意地貼っているだけじゃないかと。「もういいや、やっちまえー!」とイキグサレの曲にしてしまいました。

この未発表だった三曲。ラストの三曲なんですがこれを発表出来たのは私にとってはかなり重要な事だと思います。それだけでこのアルバム作った価値が私にはあります。これを発表するために製作時間時がなかったんじゃないか?とさえ思いますw

ナースコール

現在、午前二時四十分。作業していたらこんな時間です。寝ようと思っても神経高ぶって寝れないので寝酒あおりながら更新しちゃいます。

はい、それでは11最後の曲です。

「ナースコール」

病院系怪談の定番中の定番。誰もいない病室から鳴らされるナースコール。これをネタにしなければこのアルバムは終わらせられません。その他にも死期が近い人にしか見えない死神っぽい黒い影とか子供の霊とか病院怪談のオールスターを揃えてみました。でもこの曲はアルバム最後の曲。最後はやっぱり明るく終わらせたい。これらの怪異でさえ優しくなる状況は・・・と考えて出来上がった曲です。

曲の方も捻くれず明るく爽やかな曲調にしました。このアルバム全体的に捻くれていない素直な曲が多かったように思えます。凝ったこと出来る時間が無かっただけのような気もしますが。それがかえって良かったような気がします。

さて父を介護しながらの生活、数年続く物だと覚悟していたんですが、このアルバムを発表してから一月ほどであっさり亡くなりました。ずっと一緒に暮らしてきた親子ですから様々な感情はありますが私が泣き叫んだり心に傷にならない年齢まで生きていてくれた事には感謝しています。

あ、そうそう死期が近づくと見えないものが見えるのは本当みたいですよ。父も亡くなる一週間前ぐらいから「なんか幻覚みたいのが見えるんだよなぁ」と言っていました。でもそれは怖い黒い影ではなく自分を取り囲む撮影器材だったらしいです。父は学生の頃、演劇部に所属していたらしく最後の最後で俳優の夢叶えたのかもしれません。