影男

昨日納品したばっかなのに一日で通販開始しました!さすがあきばお~こく様、仕事が早い!早く皆様の耳にイキグサレ12届く事を願っています。皆様に聴いていただく事でようやく曲は自分から離れて行きます。早いとこ、曲作りから開放されたいですw

はい、それでは曲紹介。8の最後です。

「影男」

8は暗い不気味な雰囲気で行こうと決めたとき、ラストの曲のアイデアも一緒に出てきました。ラストの曲だけ明るい曲にしようと。暗くジメジメした曲が続いた後で最後にパッと明るくなる。長いトンネルを抜けた時の様な感じをイメージしていたんですがこれはちょっと表現力不足でしたねぇw前の曲たちをもっと気持ち悪くしても良かったような気がします。気持ち悪い曲が好きだと自分では思っていたんですが実は私、かなりのポップ指向なんだと気付きました。とはいえこの「影男」曲自体はかなり気に入っています。

このころ息子が本格的に戦隊にはまりました。というかちゃんとストーリーを追えるようになりました。ついでに一緒に見ていた私と妻もはまって今に至るんですがこのときやっていたのは「トッキュージャー」。小林靖子さんの脚本です。戦隊シリーズのなかでも子供に重点を置いた作品で子供の「イマジネーション」がテーマになっています。これに引っ張られて影男の歌詞は私が子供の頃感じていた怖いものに対する恐怖。それと同等の怖いものに対する愛情。これをテーマにしました。怖いものはやっぱ怖いまんまでいいと思います。ちゃんと責任を持って怖がりましょう。愛情を持ってw

夜走る

どうもです!今日はあきばお~こく様に「イキグサレ12」納品して来ました!いつも通りなら2,3日後には通販開始されると思います。よろしくお願いします!

それでは曲紹介。8の九曲目。この曲、8の中では一番の自信作です。

「夜走る」

8製作も大詰め、もうネタもアイデアも突きかけていてコンセプトとか制作方法とかいっている場合じゃなくなりました。そこで曲と歌詞、同時進行で作ることに。なんとかひねり出したネタは当初、ターボばあちゃんや高速道路で車と併走して窓ガラスをコンコン叩く幽霊といった高速移動系の怪異でした。そのイメージを元に夜の街を疾走するような曲を作り始めたんですが・・・なんか作っているうちに凄いカッコイイ曲になっちゃいましたw

この曲にターボばあちゃんは合わねえだろということで急遽、歌詞を変更。夜の街を疾走する何かをしばらく考えていました。それで思い出したのが私の十代の頃。ストレスが溜まりすぎて叫びたくなったり破壊衝動に駆られた時、有効だった解決方法。それは夜中の町をママチャリで走り回る事でした。人気のなくなったオフィス街を「あー!」って言ったり歌歌いながら自転車こぐとビックリするぐらいスッキリします。お巡りさんに呼び止められたことも数回ありましたがw

それで溜まりに溜まったストレスや鬱憤を爆発させて夜の街を疾走する曲になりました。聞き返してみるとこの曲聴いただけでスカッとする気がします。当時の感覚を上手く表現できたと思います。

掃き溜め菊

昨日、息子が胃腸炎になって病院連れて行きました。胃腸炎は軽く大した事なかったんですがお医者さん曰く「ちょっと太りすぎ」との事。そこで子供が生まれる前やっていたWiiフィット引っ張り出してやらせてみる事に。一人じゃ絶対やらないと思うので私も付き合ってやってみたんですがすでに腹筋や腰周りが筋肉痛です!体力の衰え認識していましたがまさかここまでとは。息子と一緒に頑張ります。

はい曲紹介!8の八曲目

「掃き溜め菊」

このアルバム、ファーストの不気味な雰囲気を再現しようとしたんですがこの曲はファーストの「下水少女」の複雑な変拍子やポリリズムを使った曲作りに再挑戦したものです。より複雑な変拍子のポップな曲を目指しました。冒頭のピアノは五拍子。続いて被ってくるギター、ベース、ドラムは四拍子、五拍子、四拍子、七拍子となっています。カウントすると1234、123,12、1234、1234、123こんな感じです。一見訳分かんないですが4,5,4,7足すと20拍。五拍子、四小節分です。ですからこの曲、基本は五拍子でただアクセントを変えただけっていう曲ですw

コンセプトやイメージを考えないで作っていたんですがアルバム製作後半になるとなんとなくイメージが見えてきます。配管やらゴキブリやら家の壁にあった知らないドア。これは裏路地、室外機や配管がむき出しの日のあたらないビルの裏側。これが今回のイメージだと思いました。そこでビルの隙間を歌詞にしてみました。

自宅のベランダから両隣のビルの隙間覗くと人が入ることも困難な狭さでゴミがたまり正に不快な空間です。でもちらほら雑草が生えています。生命のたくましさを感じようと思えば感じます。このブログでも公言していますが私は虫が好きです。子供の頃よく虫取りしていました。でも捻くれ者の私、カブトムシやセミなんか捕りません。校庭の裏で石をひっくり返しダンゴムシやワラジムシ。ナメクジ、ミミズ、エンマコウロギと遊んでいました。その中にハサミムシもいました。数年後、テレビでハサミムシの母親は子供に体を食料として提供するというのを知り幼少の頃戯れていた日の差さない湿った場所にいたあの虫はそんな崇高な生物だったのかと酷く感銘を受けました。なんというか人間にとっては不快な場所に住む身近な生き物。彼らに対する一種の愛情のようなものを表現したかったんですが「自然の摂理には逆らえない」的なオチになってしまいました。

ドア

どうもです!無事イベント終わりました。ご来場いただいた方本当にありがとうございました。お陰さまでイベント売り上げ過去最高を記録できました!(といっても全然大した事ないんですがw)妻に怒られなくてよかったです。また、打ち上げ朝までお付き合い頂いた皆様にも感謝です。子供の乱入などのトラブルありましたが久々に朝まで飲んで騒いで出来て嬉しかったです!懲りていないようでしたらまたやりましょう。体力的にはキツイですがw

はい、と言うわけで曲紹介。8の七曲目

「ドア」

この曲は昔作った曲のギターフレーズとメロディーを引っ張り出してきてアレンジしなおした物です。なかなか緊迫感のある曲になったんじゃないかと思っています。

歌詞は記憶が曖昧なのですが昔姉に聞いた自宅の裏に知らないドアがあるという話。この話、怪談ではないのでただドアがあったよというだけなんですが、幼少の私には凄く不気味で強烈に頭に残りました。それと小学校の林間学校で女の先生が話してくれた怪談。登山で山小屋に一泊。冬場なので山小屋内にテントを設置して就寝。すると山小屋内を何かが動く音がする。調べると床に地下に続くドアがあり下りてみるとテーブルの上に湯気がたつコーヒーカップがあった。という怪談。これもゾクゾクする感覚と共に強烈に残りました。そこで今回この二つの話を合体させたお話し作りました。私、洒落怖などで怪談けっこう見ているんですがこの二つの怪談、似たようなの見たことないんですよね。語り継がれなかった怪談なんでしょうがなかなかイカしていると思います。

連れてって

さてさて。遂に明日M3当日です。ご来場頂ける方はどうぞよろしくお願いします。ご来場されない方も急いで委託販売いたしますのでよろしくお願いします。とにかくよろしくお願いします!しかし最近酒飲むと酷い胸やけに襲われるようになって二三日アルコール控えていたんですがよりによって前日に我慢できなくなりました。明日はオールで酒飲む予定なのに!まあなんとかなるでしょう。と言うわけで打ち上げ参加募集中です!絶対、酒の席になるので未成年の方は残念ですがご遠慮さえていただきますw何も面白い事喋れませんがイキグサレに関する事でしたらどんな事でも酔っ払えば喋りますよ!よろしくお願いします!

はい!では曲紹介!8の六曲目

「連れてって」

この曲は本当に何も考えないで手癖と知識とノリとセンスだけをたよりに作った曲です。普通は途中で歌詞のイメージも出てくるんですがこの曲は最後まで何も出ませんでした。でもなんか良い感じの曲が出来上がりました。

そんな感じですから無理やり歌詞をひねり出そうとして頑張っていたら凄い昔の記憶が出てきて私が幼稚園のころ、姉の友達に聞かされた話。学校で見せられた映画が怖かった。喋る椅子が出てきてそれが最後に壊されるか燃やされるかして死ぬらしいです。この作品、大人になって調べて分かったんですが「ふたりのイーダ」というお話らしいんですが私は未だに未見です。でも無機物に生命がやどり、それによりおこる悲劇というイメージはずっと頭に残ってたんです。そこで亡くなった主人が大切にされていた椅子や家具などのイメージを歌詞にしてみました。

数年後、ツイッターで「この曲は生きドールの後日談?」と言うのを見かけて「あーそれもありか、いいなぁ」と思いました。

何かの絵描き歌

さてイベントも四日後に迫ってきていますが、準備は全て完了なのでまったり過ごそうと思っていたのですが子供がゆっくりさせてくれません。あまりにもお片づけしないので業を煮やし私が片付けしました。娘の玩具は勿論、息子の玩具ももう把握し切れていないのでいるものいらないものが全然分かりません。

そんな訳で曲紹介!8の五曲目

「何かの絵描き歌」

この曲は単純な童謡風の曲が進むにつれメロディーはそのままでバックが段々崩れていって最終的にドロドロ、グチャグチャな曲になるというのを思いつき作ってみました。代理コードつかったりブルーノート使ったりしてもなかなか気持ち悪く崩れてくれなくて苦戦した記憶があります。

歌詞は曲作っている最中思いつきました。なんだかよく分からないうちに気持ち悪くなっている状況、絵描き歌にぴったりだと。当然、完成した絵を決めて逆算で作っていったわけですが思いの外はまって上手くできたと思いますw

黒いキューピッド

今日は娘の運動会でした。数年前まではヨチヨチ歩きしか出来なかったのに今では飛んだり跳ねたり踊ったりする様子見て感慨深いです。妻に言われてビデオずっと回していたんですが私、写真やビデオに作品ではなく想い出を記録すると言う事に極端に興味がなく割りと苦痛でした。いい加減に撮っちゃったら怒られるのは目に見えているので頑張りました。

はい!ということで曲紹介!8の四曲目

「黒いキューピッド」

不気味で怖いアルバムを目指しているとはいえ全部そんな曲じゃアイドルのアルバムとは言えないのでポップでアッパーな曲作ったんですが、そういう曲出来たら捻くれものの私、えげつない歌詞にしたくなりました。そこでいずれ作らなければならないと思っていた虫シリーズ、一番嫌悪されているゴキブリで行こうと決めました。

昔、20匹ぐらいのゴキブリと丸めた雑誌一つで格闘した事がありまして、それからと言うものゴキブリあまり怖くありません。衛生上、見つけたら殺しますが生物としては嫌いじゃないです。そこでゴキブリ目線の歌詞を作ろうとしていじっていた結果「彼女の前で私やっつけたら男上がるんだから頑張って!」っていう歌詞になりました。なかなかイカしている歌詞が出来たと思っています。

このアルバムでイベント参加したときアベックで買いに来てくださった方がいて、なんとイキグサレがきっかけでお付き合い始めたそうです。やっぱ、怖いもの気持ち悪いものは縁結びのキューピッドになれるんですよ!

おろし金

久々に2日続けて更新できる時間が取れました!動画のアイデア出すためにMMDいじっているんですがやっぱり面白いです。また大量にアイデア出てきて頻繁に動画アップ出来たらいいんですが。

はい曲紹介です!8の三曲目

「おろし金」

私、割と凶暴な雰囲気のロック好きなのでアルバム作るとき、まずはそういう曲を作り始めることが多いです。ですが作り始めは手探り状態ですから没になったり纏まらなかったりして結局ポップな曲が生き残っちゃうんですよね。この曲は珍しく生き残ったそういう曲ですw

おろし金で体を削るっていうアイデアは前からあって、でもそんなイメージあったって本気でえげつないホラーにしか使えないので未使用だったんですが今回何とか使ってみようと色々考えてみました。最初は金縛りにあって身動きできない状態でおろし金持った幽霊に体を削られるっていうのを考えていました。でもこれちょっとイヤすぎるし怖すぎるので他になんか無いかなーと考えていたら思いつきました。自分の体をおろし金でゴリゴリ削る幽霊ってのはどうかと。じゃあなんでそんな事するんだと考えたらもうこれしかありません。エスカレートした自傷行為、ドSの自慰です。霊体だからやり放題ですからね!極端にグロくてエロい幽霊ができました。エログロ万歳!

サプライズガール

CD製作終わって一息つく暇もなく子育てに追われています。下の子が何だか生意気になってきて一人ずつなら大した事ないんですが二人相手するとかなり体力を削られます。専業主婦の人、かなり大変だと改めて思います。

それでは曲紹介。8の二曲目

「サプライズガール」

一曲目で音階で不気味さを出そうとしたので今回はリズムで変なことをしようと考えました。でも以前のようなあからさまな変拍子ではなく、さりげない感じにしようと思い七拍子と八拍子が交互に出てくると言うものにしました。リズムをカウントすると「1234、123、1234,1234」って感じです。普通の四拍子が一拍抜けているだけなんですが、その部分のつんのめる感じが面白いと思います。

私、サプライズやドッキリが大嫌いです。人を驚かして狼狽する様を見てなんの面白みがあるのでしょうか。また喜び倍増するために一旦気持ちを落とすってのもよく分かりません。喜びは倍増しません。ただ気持ちが落ちただけです。サプライズってのはよほど相手のことを理解していてさらに演出力のある人ではなければ成立しないでしょう。それでも仕掛けられた人が怒らないぐらいの成果しかないと思います。仕掛けられた方も喜んでいないでしょう。ネタばらしされたら怒るのは大人気ないと思い愛想笑いするだけです。誰も幸せになっていません。そんな事が善意を持って行われるサプライズ。恐ろしい結果になるでしょうw

配管女

どうもです!ようやく過去作を含め全てのCD製作作業終わりました。あとはイベント当日を待つのみです!ここ最近、イベント後にはヤローばっかで浜松町で打ち上げやっているんですが、もし当日来られてその後お時間あるようでしたらブースにいる私にお声賭けください。去年までイキグサレなんてやっているんだからミステリアスな感じがいいかななんて思って自分の情報大ぴらにしていなかったんですが、こんなブログ始めて赤裸々に情報出しちゃいましたからねw ミステリアスも秘密もクソもないでしょう。そんな訳で積極的に皆さんと交流したく思いますのでお暇がありましたらよろしくお願いします!

はいそれでは曲紹介。8の一曲目

「配管女」

とにかく気持ち悪い不気味さを前面に出そうと言う事でディミニッシュスケールで変なギターフレーズ作ってそこから曲を発展させていきました。ポップさを目指して作るのも楽しいですが気持ち悪さを前提にして曲作るのも凄く楽しいです。

「幽霊は水場を好む」と言う事でトイレやお風呂にまつわる怪談多いんですが、やつらどっから来るんだろうと。やっぱ排水口から上がってくるような気がします。ネズミやゴキブリも古い家では排水口から上がってくるらしいですからね。「マンホールより」の時書いたように私は下水道に非常に夢を持っています。そこでその下水道から直接、配管を通って家に侵入してくる存在を歌詞にしてみました。イメージの一つにあったのはXファイルのスクイーズ。体を変形させてビル内の通風孔を這い回るミュータントの話です。霊体なのか妖怪なのか分かりませんが体を細長く変形させて配管を蠢くイメージが出来ました。配管女さんホラーキャラとしてなかなかキャラ立っていると思うんですがいかがでしょうか?