遺書

どうもです!ついにM3通信が届いてしまいました。M3通信ってのは同人音楽即売会「M3」に当選したサークルに届く通行証明書、その他書類の事です。毎回これが届く頃には曲出来上がっていてジャケットのこと考えている時期なんですが今回、まだ曲出来ていません。やべーぜ。いちおうここでは告知しておきます。来る2018.10月28日。同人音楽即売会「M3]に参加します。第二展示場2階サ-34yです。間に合うかな・・・つって間に合わせるんですけどね!

ハイ曲紹介です!7の七曲目

「遺書」

この曲はパンクをやろうと作った曲です。勢いだけの頭の悪い感じの曲を想定していました。でも合わせる歌詞が思いつかなくて考えていました。

数年前、ワイドショーでたまたま見て印象に残っていたものがあります。とある事件に巻き込まれた方が自殺されたんですがその前に撮ったビデオレターが遺族の意思で公開されてそれが放送されていました。実際その方は亡くなっているんですからリアルもクソも無いんですが、私は何故かそのVTR陳腐なものに見えてしまいました。やはり回っているカメラの前では訓練したアクターでもない限り死を覚悟した人でも思いは表現できないんだなと思いました。

と、言うわけでこの雰囲気を曲にしようと考えました。自死の時の遺書も身内以外にはただの文章で文章力が問われます。何かを訴えたいんだったら表現力が必要です。自分が死ぬ時残す作品なんて自分で出来るわけがありません。文章、映像、音楽舐めるなよって感じです。

抱き枕

連休中はずっと子供のお守してたんですが、息子がドラムに興味を持ち始めまして。ベーシストの親父としては是非やってもらいたい。出来れば私好みのドラマーになってイキグサレを手伝ってもらいたい。と言うわけで区民センターの貸しスタジオ行ってきました。息子は何も考えずバカバカ叩いていただけなんですが、なんだか妙にリズム感あるような気がするのは多分、親バカのせいだと思います。

はい!曲紹介です!7の六曲目

「抱き枕」

イキグサレ、せっかくベースとギターは生なんですから生楽器っぽさを前面に出して見ようと作り始めた曲です。DTMだと録音した楽器の音コピペしたり出来ますが、イキグサレはベースとギターは全部、一発録りで録音しています。これでなにか効果あるのか分かりませんがライブ感みたいなのが出ているんじゃないかなぁと期待しています。まあ自分で作った曲、実際弾けないんじゃ嫌なのでそのようにしている所もありますw

そんな訳でイキグサレでは珍しいロックバラードみたいな曲が出来ました。歌詞のアイデアは「殺そうと取り憑いてみたら私生活があまりにアレな人物だったので毒気が抜かれてしまった幽霊」と言うもの。最初は「いい人」だったり「家族思い」だったりして幽霊が情に絆されて見逃す、みたいな話考えていたんですがどうも面白くない。そこで思いつきました。取り憑いた相手が重度のオタクだったらと。架空の世界に生きているオタク相手にしていたら呪いとか恨みなんて馬鹿馬鹿しくなってくるんじゃないかなと思いますw

ブラブラさん

ここ数日、曲作りのためモンスターエナジーやレッドブルなどのカフェイン飲料飲みまくってたんですが、あれはイカンですね。酷く頭がボーっとして痺れている感じになります。カフェイン中毒でしょうか?せめてコーヒーにしておきます。

では曲紹介。7の五曲目

「ブラブラさん」

これはちょっとホラー色の強い曲を入れようと思い作った曲です。「鬼さんこちら」や「あぶくたった」や「指きりげんまん」などのちょっと不吉な感じがする童歌を元ネタにしました。出来上がったら思いのほかハードでカッコイイ曲になったので凄く気に入っています。

歌詞は飛び降りばかりネタにしてて首吊り題材にしていなかったなと思い立ち「首吊り」をテーマにしました。曲の方のネタ、童歌と絡めて土着信仰的な雰囲気を出してみました。首吊り自殺させてしまう「くびれ鬼」って妖怪もいますしね。しかし「○○さん」「○○さま」って付ければ土着信仰風になるってのは実に便利ですねえ。頼りたくなるのをグッと堪えていますw

半魚人

今日は9月13日と言う事で仮面ライダーカイザの日でした。妻がカイザ祭りに行ってしまったので子供の世話していました。疲れた・・・。

では曲紹介です!7の四曲目

「半魚人」

特に何かを意識したのではありませんが、なんとなくオシャレな感じの曲を作ろうと作り始めた曲です。オルガンが上手くできたので結構気に入っています。

自宅のベランダからスカイツリーが見えます。丁度このアルバム製作時に完成したと思います。夜になると突然光りだす巨大建造物。今は慣れてしまいましたが当時は物凄く異世界感がありました。ベランダでタバコ吸いながらライトアップされたスカイツリーみていたら「なんか熱帯魚の水槽の中に居るみたいだなー」と思いました。それでピンと来ました。この世界を水中に例えて息苦しさを表現するのはどうだろう。そのままだと愚痴っぽくなりそうなので周りの人を半魚人って事にしたらユーモアをもって揶揄出来るんじゃないかなとアイデアが出ました。自分的にはこのアイデア上手い事、形に出来たと思っていますw

狐憑き

先週の土曜日、息子の保育園の同級生の父親が集まる「パパ会」に行ってきました。皆さん飲まれる方ばかりで非常に楽しいのですが、子供が生まれるまでオタクと言われる以外の人と飲むなんて考えられませんでした。ホント人生何が起きるか分かりません。

はい、曲紹介!7の三曲目

「狐憑き」

イキグサレのアルバムには必ず可愛い系のポップな曲が必要だろうと何も考えずに作り始めた曲です。その割にはニューウェーブっぽい捻くれ加減も少し入っちゃっていますがw

家族でEテレを見ていた時の事です。ピタゴラスイッチで「こたつたこ」っていうコーナーがありまして。「こたつたこ」とか「イカと貝」とか「天狗の軍手」とか簡単な回文を歌に乗せて歌ってるんですが「みんなも考えて送ろう!」なんて言っていて応募された作品が紹介されたりしていました。妻が「みんな良く思いつくね」とか言っているので「いや、短い回文はきっと簡単に作れるよ。例えば狐。”ね”を中心に逆にすれば・・・狐憑きだ・・・狐憑きって回文だったんだ!」「自分で言ってなに驚いてんの?」という事がありまして。(かなり忠実に回想シーン再現しましたw)これはもう曲にするしかないと思いました。馬鹿馬鹿しく面白い曲になったと思います。

はらぺこ軍団

最近、曲作りのため寝不足です。作業終えて寝ようと思ってもなんか神経が高ぶっていて酒を入れないと寝れません。困ったぜ!

それでは曲紹介、7の二曲目

「はらぺこ軍団」

ギターをいじくってたら変なアルペジオのフレーズが出来たので採用。これを元に久々に捻くれモードで作りました。気持ち悪い曲が出来上がったので歌詞も気持ち悪くしたいと思い聴きながら考えていたらギターのフレーズが小さい虫がチョコチョコ歩いているように聞こえてきました。そこで「蝿の女王」「蜘蛛ちゃん地獄」に続く虫シリーズ、今回はアリでいこうと決めました。

前に読んだ本で強烈に記憶に残っていたのがあって、通り魔事件に遭遇して一命を取り留めた女性の話です。路上で血まみれになって意識朦朧としていた所を発見されて病院に運ばれたんですが医師たちの会話は聞こえていたそうです。医師が「早く傷口を処置しろ!」と怒鳴っているんですが看護士が「出来ません!」と言っていて「傷口にアリが集っているんです!」と言うのが聞こえたそうです。そうか、アリも死体食うのかと結構驚きでした。死体の分解者といえば蝿やシデムシを思い浮かべますがこれらは死んで腐敗が始まってからやってきます。まだ息がある新鮮な状態で食らい衝いてくるアリのほうが何だか凶暴な気がします。すぐ側にいる身近な虫なのにこういう一面があるっていうのは面白いです。

バーニアガール

台風の被害、皆さん大丈夫でしょうか。私は靴がビチョビチョになってしまったのでしばらくサンダル生活を余儀なくされているくらいです。

曲紹介、7の一曲目

「バーニアガール」

昨日書いたようにまずは音楽を作ろうと楽器に向かいました。いつものようにベースやギターを手にとったのですがイマイチぴんと来なかったので気分を変えて鍵盤をいじってみました。しばらく遊んでいると使えそうなフレーズが出てきたのでそれを元に曲を組み立てていくと、いつもと違う雰囲気の曲が出来上がりました。作り方を変えると違うものが出来るっていう当たり前のことを認識しました。

あわせる歌詞を考えたとき、なんかフワフワして浮遊感がある曲だったので宇宙空間を漂うイメージで考え始めました。何らかの事故で宇宙空間に取り残された宇宙飛行士というSFホラーをイメージしていました。こういうシチュエーションで一番に思い出すのがウルトラマンに登場する怪獣ジャミラです。とある惑星に取り残され苛酷な環境により怪獣になってしまった宇宙飛行士の話です。この怪獣、私は凄く思い入れがあって逆にこのテーマでは歌詞作りにくく感じました。そこでとりあえず題名にガールをつけてみました。宇宙空間漂っているんだから「バーニアガール」。結果、特定の男に落ち着かず男の間をフワフワしている女の子の話になりました。この曲、唯一イキグサレで妖怪もお化けも殺人も関係ない曲です。普通の乙女心を歌った曲なんですがどうなんでしょう?アリなんでしょうか?w

イキグサレ7

ここに来てようやく曲作りにエンジンが掛かりました。と言ってもかなりギリギリです。なんでこう余裕を持って出来ないのかな!まったく。

さてさて曲紹介です。今日からはこのアルバム

「イキグサレ7」

このアルバムはまったくアイデアが出なかった事もあって今までと違う制作方法を取りました。まず曲を一気に作ってそれから歌詞をつけるという方法です。この方法で気付いたのは、私は作詞より曲作りのほうが得意であるということ、時間をかけて練るより短時間で一気に作ったほうが良いものが出来るということです。恐らく思いついたアイデアを即、形にするとライブ感みたいなものが出るのだと思います。細部までこだわり丹精こめて描いた絵ではなく、ザッと鉛筆一本で描いた荒々しいスケッチみたいな感じですが、どうやら私はこっちの方が好みみたいです。

後、考える時間を自分に与えないというのは結構重要な気がします。考える余裕があると「これでいいのかな?」とか「もっと良い方法があるんじゃないかな?」とか考えてしまいますがいくら考えても短時間で作った以上の物は出てこないようです。「もっと良いもの」を作りたいんだったら時間をかけて鍛錬して短時間で作る物のレベルを上げるしかないように思います。といっても曲作りの鍛錬は曲作る以外ないんですがwまあパッと思いついた物をパッと形に出来る能力が重要なんだとこのアルバム製作で学びました。

で「イキグサレ7」。私の中では2,4と並んで名盤だと思っています。聴き返してもかなりいい線いっていると思っています。ここでまたイキグサレのフェーズが変わった気がします。

煙突ステージ

今日は少し遅れての結婚記念パーティーをしました。妻がワインにあうツマミ色々作ってくれてアマゾンプライムで仮面ライダーディケイド見ながら子供が眠くなるまで飲んでいました。うーん幸せ。

では曲紹介、6のラストナンバー

「煙突ステージ」

怪談で時々見かける高いところにいる幽霊。電信柱とか鉄塔の上に佇んでいる幽霊。最初はこれをネタにしようと考えました。それで不吉な高いところ考えて火葬場の煙突を思いついたんですが今、高い煙突がある火葬場って無いみたいです。そこで使われていない廃墟と化した田舎の火葬場と舞台設定しました。しかしそうなると廃墟の煙突でボーっと突っ立ってても目撃者もいないしお話が広がりません。どうしたものかと考えていたら急にあるビジョンが思い浮かびました。煙突の上でクルクル、ヒラヒラ踊る女の子のビジョンが。月光をバックに煙突の上で踊る少女の幽霊。メチャクチャ美しいじゃないですかwこれで行こうと決めました。

怪談なんですから目撃者が必要です。これは幽霊のダンスや歌に魅入られたファンという事にしました。毎週、あしげく火葬場に通う男の子です。現場では同じく魅了された人たちがいてペンライトとか振ります。ですが何をしても彼女には届きません。お化けだから。ここらへんの雰囲気は私がPerfume追っかけていたときの事を参考にしています。どんなに熱意こめてもアイドルには届きません。またアイドルも受け取ってはいけません。握手会などアイドルとファンの距離を縮める手法が今とられていますが見る側と見られる側には絶対的な断絶が必要だと思います。これをないがしろにしてはエンターティメントは成立しないと思います。この曲の女の子やイキグサレはこの世のものじゃないので自然に断絶していますがリアルのアイドルは大変だなと思いますw