アルラウネ

どうもです!実は前回、更新した直後に書き始めています。それなりに酔っているんですが今回の内容、酔ってないと書けない気がしまして今書きはじめています!

最後の曲紹介です!12の十曲目

「アルラウネ」

前回、女の子と組んでいた時のことを書きましたがシーケンサー時代、MTR時代、DTM時代とかれこれ五年くらい一緒にやっていました。最初は男だけでバンド組んでいたときギターの人が「職場にバンドに興味ある子がいるんだけど今度連れてくるわ」といって連れてきたのがその子でした。まあギタリストはその子の事が気になっていてかっこいいところ見せようと連れてきたわけなんですがwギタリストの方は同じ師匠につく兄弟子で年上でしたしその恋を援護するつもりでした。

しかし、その子には彼氏がいまして。でもギタリストは強引に交際を迫るという形になってしまいました。流石に私も彼女もイヤになってしまいまして。別バンド組ことにしました。私は彼女の楽器出来なくてもまったく物怖じしない所に好感を持っていましたし彼女も多少は私のベースプレイを気に入ってくれていたようです。

そして前回書いたような音楽活動はじめました。彼女の彼氏も音楽、特にベースに興味があったようで私に教えてくれっていってきて少し授業ぽいこともしていました。授業料は缶ビールでw非常に楽しかったんですが少したつと私に変化が起きてきました。女の子に恋心が芽生え始めてきてしまいました。

2年ぐらいたってからでしょうか、いつものように彼女が家に曲作り(という名の自宅飲み)に来ました。適当に喋っているとなんと彼氏と別れたそう。「え、なにチャンス?」丁度時期もクリスマス間近。意を決して告白しました。

「よければ次、俺と付き合わない?」

「なにいってんの山本さん。クリスマスだから?」

といって笑う彼女の前に私も笑うしかありませんでした。でも私、まったく心は折れませんでした。家が近いとはいえ、あしげく家に来るという事はこの音楽活動、気に入っているんだし俺が冗談みたいないい曲作ればワンチャンあるだろうと。それからも曲作って、酒飲んで、だべってという関係が続きました。なんか恋愛相談みたいなことも言ってきて「俺ってなんだ?」と思うことも多々ありましたがw

男の間をフラフラしている彼女が急に「この人だ!というのを見つけた!同棲始める!」と言いだして流石に私も焦りました。じゃあこっちはさらにクオリティいいもので勝負してやるとMAC買いました。(パソコン買った本当の理由です)この時点でまだいい曲作ればなんとかなると思っている当時の自分を褒めたいです。

なんとかDTM慣れてきて「ジャパニーズソード」作って次の曲。なんか思いを吐き出したくなりました。五年以上一緒に曲作ってきたあなたが好きだと。一回いって拒否されたけど思いは変わらないと。で、作ったのが「アルラウネ」です。本気で作ったラブレターです。彼女も歌撮りのあと「これ私のテーマソングにする」と言ってくれました。

顛末は悲惨でした。ブログの最初のほうに書いたんですが私には師匠がいます。今でも尊敬している師匠です。出会った当初は既婚者だったんですがいつの間にか離婚されていました。師匠と彼女が結婚してしまいました。今までどんな男と付き合おうが気にしませんでした。なぜなら俺はいい曲作れるから。しかし師匠は私の心の師匠です。勝てるわけ無いじゃないですか。本気で心折れました。師匠と彼女が家に報告しに来た日、始めて師匠の前で泥酔しました。今まで絶対言う訳が無い暴言を吐きました。これでパァです。今までの人間関係、恋心、創作活動、全部パァになりました。翌朝、思い頭を起こしたときは「全部、夢?」となったのを覚えています。

しかし私は今、曲作りをしています。面白いからです。こんなんじゃ創作意欲消えないんです。考えれば私、師匠を尊敬しすぎていたんだと思います。師匠の師事を今でも受けていたとしたらネットに二次創作なんか出していないと思います。これが無ければ妻とも会えなかったし、そうなれば息子や娘と会えない。さらにイキグサレも出来なかったしイキグサレで出会えた方とも会えなかった。この失恋や師匠との別れ凄く重要な人生イベントだったと思います。

で、この私にとって重要な三曲。ただ単に時間が足りないという理由でイキグサレの曲にしてアルバムに収録したわけです。俺は過去から解放されたって事なんじゃないでしょうか?過去から開放されたイキグサレ。ご期待くださいw

ジャパニーズソード

はい前回は昼間に更新してみようかとか言っていたんですが結局アルコール入れないと書けませんでした!まったくもう。

それでは曲紹介12の九曲目

「ジャパニーズソード」

前回やこのブログの初期のころ書いたように私、とある女性とバンドを組んでいました。私がシーケンサーで作曲、作詞した曲を私がベース、彼女がギターボーカル、ドラムに以前組んでいたバンドのドラマーを加えてライブも一回やりました。この時からすでに「自分が吐いた吐しゃ物を鳩が食う」とか「素晴らしい痛みをください」とかそんな歌ばっかで確実にこの頃の活動はイキグサレの前身です。

ライブ後「やっぱ生楽器で曲作ったほうがいい感じになるんじゃね?」とMTRを購入しました。MTR。マルチトラックレコーダー。若い方は知らないと思いますがカセットテープで多重録音する機械です。カセットテープのA面、B面使って四つのパートを録音でき、それを同時に再生するという実にアナログな機械なんですが使ってみたら凄く面白い。酷い音質の手作り感バリバリの物が出来上がるんですが空気感満載の味がある物になるんです。ドラムはコタツテーブルの上にマイクを置いてテーブルをパーカッションのように叩いて録音したんですがこれもまたいい感じ。ハイハットやシンバルは扇風機叩いて録音していました。彼女は時々仕事帰りに寄ってくれて歌を録音してくれました。この時期に「エミちゃん探偵団」や「知ってるくん」のギターフレーズが出来ました。

こんな感じで数年活動していたんですがライブとか華やかなことがないからか相方が飽きてきちゃったみたいで。今ここでボーカル手放すわけにはいかん!となにか新しい事をしなければいけなくなりました。そこで以前から師匠(この時、まだ師事していました)がしつこく「山本君、パソコン買いなよ」といっていたのを思い出しました。ポンと出せる金額じゃないし使いこなせるか不安でしたが思い切って購入。で、最初はまったく使えません。録音はまあ出きるけどエフェクトの使い方、ミキシング、マスタリング全然分かりません。これは本当に難しくて今でもちゃんと出来ているか怪しいです。それでもしつこくやっていれば「今回は上手く出来た」とか「今回は失敗」とか自分なりの判断が出来てきます。そんな時、満を持して作ったのがこの「ジャパニーズソード」でした。

いい器材を使うんだから「味がある」とか言って逃げられません。真剣に本気で作った曲です。とにかくかっこいいギター、ベースを目指しました。歌詞は「パイプ椅子」の時、ちょっとだけ触れたネットラジオやっていた友人。彼のホームページにお絵かき掲示板があってそこで私が描いたいたずら書き。女の子がフキダシでぽややんと日本刀思っていて「日本刀、持っていたら殺しちゃうのになー」って考えているイラスト。それを元にしました。ちなみにその彼と私の相方の女の子は共通の友人でした。まあ、思い出し怒りの曲ですねwあの時なんでぶっ殺さなかったんだろう?今になってむかついてきた!っていう曲です。多分「z指定ガール」の直系の曲だと思います。

遠足

先週末は保育園がらみのイベントや妻の用事があり更新する時間がとれませんでした。う~ん非常に良くない感じなのでまた明日から昼間に更新してみようかなぁ。

はい!それでは曲紹介!残り少なくなってきました。12の八曲目

「遠足」

アルバム紹介で書いた通り七曲作ったところで時間切れ。三曲足りないという状況になりました。それでも何とかギリギリまでアイデアやメロディー捻り出そうとしていました。部屋の掃除しながら鼻歌歌ったり新キャラ考えていたら急に昔作ったこの曲の事を思い出しました。歌詞も曲もイキグサレの曲にしても違和感ない。しかも演奏データ丸ごと残っているからボーカル取り直せばそのままいける。いや、待て。データ残っている未発表曲丁度三曲あるじゃねえか!

と、思ったんですがこの三曲。未発表というより私にとっては封印したといっていい曲です。特にこの曲の後の「ジャパニーズソード」「アルラウネ」は今でも物凄い自信作です。でも公開するのちょっと躊躇するような事情がありました。それは後「アルラウネ」の曲紹介で書きますw

この三曲、私が二十代半ばの時作った曲です。大体20年前ですね。この時はまだネットに曲を公開する前です。私はなんと女性とバンド組んでいました。始めて自作曲でライブを行い、次はシーケンサーじゃなくて生楽器で曲作りたいと作曲器材をMTRに変えました。その時作った幾つかの曲の内の一つがこの「遠足」です。当時からシニカルで過激な歌詞を作っていたんですが相方の女性も面白がって歌録りしてくれました。のちにDTM始めて取り直したテイクが今回の「遠足」です。当時というか今もですがPhewさんという女性シンガーが大好きでして。彼女が山本精一さんという有名なミュージシャンと組んだアルバム「幸福のすみか」が特に好きでせっかく女性と組んでいるんだから真似してみようと作った曲です。真似は上手くいっていないと思いますが当時も今も気に入っている曲です。

ドア越しデート

どうもです!先日は「海外でイキグサレ紹介されたぞー!」と有頂天になっていた訳ですが、そろそろ本ブログの本来の目的「イキグサレをいかにしてビジネスとして成功させるか」を考えてみました。考えてみたんですが、何も出てきませんでしたw まあこれは常々考えていくとして今は曲紹介やっていきます!

はい、それでは12の七曲目

「ドア越しデート」

この曲はアルバム作り始めて二番目に手を付けた曲です。この時はまだいつもより時間があると思っていて「時間があるんだから出来なかった事をやろう」とホーンセクションをサックス、トランペット、トロンボーンの音色を使ってちゃんと作ってみようとやってみました。セカンドの「呪い」以来久々の作業です。いじっていたらかなり気に入ったイントロが出来上がったので「これはアルバムのラストに持ってこよう」と決めました。しかしアルバム紹介で書いた様に雑務に追われたりモチベーション出なかったりアルバム製作はグダグダ。この曲がラストを飾ることは出来ませんでした。しかし後の三曲は昔作った物を引っ張り出してきた物です。実質的なこのアルバムのラストはこの曲のような気がしますw

歌詞は物凄く苦労して内容も二転三転しました。最初思いついたのはサキュバスの歌。サキュバスってその性質上、フェロモン出しまくりのセクシーでグラマーな姿で描写されがちですが能力を考えるとターゲットに合わせて容姿を変えられると思うんですよ。人の好みは千差万別。ですから一般的には全く性的魅力を感じない姿のサキュバスもありかと。アニメキャラのTシャツ、デッカイ眼鏡、ダボダボのオーバーオール、BL本が詰まった紙袋持っていても自分に好意を向けてくれたら好きになっちゃうでしょ?wそういうサキュバスの話考えていたんですがどうやってもラノベ、ラブコメにしかならない。サキュバス目線にしたりターゲットの男目線にしたり色々やったんですが纏まらない。メロディーに合わせて使えそうな単語ブツブツ歌いながら隅田川沿いを歩いていました。そうしたら「インターホン」という単語が急に出てきました。夜中に突然なるインターホン。これだ!とようやくイメージ纏まりましたw

メカユウレイ

今日、午前中にツイッター見てみたら海外の方からフォローされていて「?」と思いその方のツイッター覗いてみたらなんとイキグサレを紹介してくれていました!そして今ブログを書こうとPCの前に座ったついでにツイッターチェックしてみたら、海外の方がブログでイキグサレを紹介してくれているのを発見!こちら

どえらい事です。「これでイキグサレ海外進出だー!」ってなるほど私は脳天気ではありませんが徹底的に日本語だけの歌詞のイキグサレの曲、他の国の方にも聴いて頂ける可能性があると知れただけでとてつもない収穫です。ありがとうございます。

それでは曲紹介!12の六曲目

「メカユウレイ」

この曲のネタは11の時思いついて実際作り始めたんですが纏められずあえなく没(この時作った曲は「お注射ガール」に転身したんですが)。元々は金縛りとか幽霊絶対出るぞという場面で何故かブリキの玩具のロボットが出てくるという、不条理ギャグのような物を考えていました。流石にそれだけでは曲にするの無理でしたwしかし今回はキャラソング集です。メカ幽霊なんてキャラ使わない訳にはいきません。

メカ○○といったらメカゴジラ。メカゴジラといったらケレンミ溢れるイカす登場シーンです!佐藤勝氏の曲に乗って現れるメカゴジラ。たまりませんw曲もこのメカゴジラのテーマを意識したものにしました。メカユウレイのデザインもメカゴジラ風に全身武器にしました。やっぱドリル、チェーンソーは無条件に興奮しますね!

スネーキーガール

動画アップしたものの週末は色々イベントがあってブログの更新、滞ってしまいました。今週も子供がらみ家族がらみのイベントだらけですがブログの更新もしっかりやりますのでよろしくお願いします!

はい!曲紹介です!12の五曲目

「スネーキーガール」

前回でこのアルバムのコンセプト、キャラクターソング集に決めたわけですが実は前からネタにしたかった物がありました。「蛇女」です。楳図かずお先生の作品には「へびおばさん」とか「まだらの恐怖」とか蛇女が登場する物が多くあります。楳図先生の絵の迫力も相まって凄いインパクトがあります。今まで蛇女をテーマにして呪いや祟りや女の怖さなんかでコーティングして曲作ろうとしていたんですがいまいちまとめ切れませんでした。しかし今回はキャラソン。「蛇女」のキャラソンを作ると考えたら一気にアイデアが出てきました。

どうせキャラクター作るのなら可愛い方がいいでしょう。オッサンとはいえ私も男ですからねwで、容姿端麗な蛇少女のストーリーを考えていく訳ですが蛇女なんてあからさまな人外の目線でストーリー作ったらファンタジーとかほのぼの日常系漫画にしかならないので蛇少女に一目ぼれしてしまった男の子のお話にしました。

作っているうちに自分でも思いも寄らないストーリーが出来てきました。この男、価値観多様とか正当化するようなこと言っているけど好きな子の事「飼おう」としているんです。本当に「蛇女」かも怪しいです。目立たない所にタトゥ入れているだけの子かもしれません。それを蛇女と断定して「君は蛇女だけど僕は君を尊重するよ」なんて言っている訳です。凄い相手を見下しているんだけど自分では気付いていない。寛大な自分に酔っている。いままで女性目線の歪んだ愛情の話はいくつか作って来ましたが男目線だとなんだか純愛みたいなのしか作って来ませんでした。今回、男の歪んだ愛情を始めて作れた気がしています。

へのへのモーヘイジ

どうもです!ここ数日、更新出来ていなかったですがお陰様で新作動画、完成しました!相変わらずつたない動画ですが是非、見てやってください。

ミニライブ ファンク!

それでは曲紹介、12の四曲目

「へのへのモーヘイジ」

去年の七月に「第2回新星カオス映画」という自主制作ホラー映画の上映会に参加させて頂きました。その打ち上げの席で数名の監督さんとお話させて頂きました。話題の一つに「日本映画にはジェイソンタイプのキャラがいない」というのが出て確かに直接的な暴力を振るうホラーキャラっていないなぁと思いました。思いつくところでは黒沢清監督の「地獄の警備員」くらいです。じゃあ、自分で日本的な殺人鬼創作してみようと考えました。

しかし考えてみて分かったんですがジェイソン的キャラって色々設定とか付けるとドンドンつまらなくなるんですね。不死身である事の理由とか人殺す理由とか付けると怖く無くなっちゃう。ですからキャラ付けできるのは表情や感情を隠すマスクと使う得物ぐらいしかない。こりゃあ確かに難しいです。で、思いついたのは「へのへのもへじ」のマスク。「へのへのもへじ」って日本語書かれているし「その他大勢」のアイコンとして使われていたりするし無個性の殺人鬼としてはいい感じではないかと思いました。得物はハンマーで着ているのはジャージ。なんか地元に密着した殺人鬼にしてみました。名前は「へのへの喪平次」っていうのを考えていたんですが検索してみたらもうすでに使われていました。そこでスパイダーマンのヴィラン、カーネイジをもじってモーヘイジにしました。

はい、ここまで作ったんだから曲のネタにします。モーヘイジ活躍する場面妄想して作りました。この曲と「おつかいキョンシー」作って思いつきました。今回はキャラありきの曲、キャラクターソング集にしようと。アルバムの方向性が決まりましたw

おつかいキョンシー

どうもです!三連休中はずっと子供と一緒でした。雪が積もれば遊ばせて体力削って早く寝かし付けなんて出来たかもしれませんが中々上手く行きません。まあ雪で遊んだら私の体力も著しく削られて何も出来なくなりそうですが。

はい!曲紹介です。12の三曲目

「おつかいキョンシー」

いままで「デス中華2000」や「笑いの家」など中華風な曲作って来ましたがイメージしていたのはジャッキーチェンの映画や格闘ゲームのBGM。「そういえば本場の中国音楽やってなかったな」と思いつきました。本場といってもちゃんと勉強してませんから私の勝手なイメージです。アクロバティックな獅子舞が踊り爆竹が鳴り響く日本人からするとうるさ過ぎだろうと思うようなお祭り。京劇で使われているような音楽。それをイメージしてみました。

歌詞も中華お化けということでキョンシーに。蚩尤や饕餮ひっぱってきても誰も知らないでしょう。やはり無難にキョンシーがいいと思いました。「カンフーパンダ」に引っ掛けて「キョンシーパンダ」っていうネタ思いついたんですが息子に言ってみたら「それ今度のシンちゃんの映画のパクリじゃん」と言われてしまいました。その映画どんな映画なのか知りませんがパクリと言われたら使うわけには行きません。次に思いついたのは霊幻道士でキョンシーを意のままに操るシーン。意のままに操れるのならばお使いなどの雑用にキョンシー使うってのはどうだろう。雑用するのならメイドさんかな。メイドさんキョンシーか。可愛いじゃねーか。と歌詞が出来上がりました。思わずデザインしてモデル作るぐらいお気に入りのキャラですw

夏来たぜ

今日は売り切れていたイキグサレ8と11をあきばお~こく様に納品してきました。早速通販も再開していますのでよろしくお願いします!

はい、それでは曲紹介。12の二曲目

「夏来たぜ」

イベントの締め切りが近づいているのにまったくアイデアどころかやる気が出なくて重い体を引きずるようにして曲作り始めた今作ですが、やる気の無さがピークの時に作り始めたのがこの曲です。とにかく出来が悪くても一曲完成させればエンジン動きだすだろうと期待してネタが沢山あると思われる「海にまつわる怖い話」を題材にしようと思いました。「洒落怖」読んでネタ探したんですがなんかイマイチで。大体怖くて暗い夜の海はもう「海底」とかでネタにしてますからねぇ。で、思ったんですが私、怖い夜の海なんてあまりなじみがありません。海といえば海水浴場。日焼けする太陽の下、水着の女の子がいてチャラい若者がいて海の家があるそんな場所です。これを題材にしようと思いました。それを題材にするならサーフミュージックでしょう。ビーチボーイズもベンチャーズもちゃんと聴いた事ないですがイメージだけで作りました。

サーフミュージック作ってみて気付きました。このブログでも何回か言っている私が好きな小杉保夫さんという作曲家。この方の作風真似しようと作ってみた曲もあるんですが結果別物になってしまう。それが今回、上手く行きました。小杉さん真似しようとしていなかったのにです。そうか、サーフロック作ればよかったのか。

死に風

今日は妻が早く帰って来れたので子供たちをお風呂に入れるの任せて、久々に一人でゆっくりお風呂入りました。自宅の風呂入っただけなのに凄く贅沢な気分です。なんだかお得な感じです!

では曲紹介。12の一曲目

「死に風」

子供を保育園に送った帰り道ボーっとしながら鼻歌歌ってたら使えそうなメロディーが出てきました。家に帰って早速楽器で弾いてみたら七拍子でした。「適当に歌った鼻歌で変拍子出てくるとはさすが俺」となんだか妙に嬉しくなったので曲に採用しましたw

ホラー映画の表現で「怪異が現れる前の予兆」みたいなのあるじゃないですか。貞子だったら勝手にテレビがついたり伽椰子だっらた「ア゛ア゛ア゛ア゛」という声。これは見ている側に出るぞ!という緊張感を与えられるしお化けのキャラ付けにも使える実に有効な手法だと思います。

私が大好きな黒沢清監督の「叫び」という映画に出てくる幽霊。「赤い服の女」のモデルの一つでもあるんですがこの幽霊かなり変です。いきなり現れるくせに帰るときは玄関からドアを開けて帰る。と思ったらベランダからスーパーマンよろしく飛んで帰る。かなりエキセントリックな幽霊なんですが予兆もかなり個性的です。地震と共に現れます。映画内の描写から見ると震度3ぐらいでしょうか。地震が来たら現れる幽霊なんて聞いた事ありませんw

という訳で私も変な予兆を持つ幽霊作りたくなりました。目を付けたのは風。生暖かく生臭い風と共に現れるのは定番ですが暴風、強風で出てくるやつはいなかったと思います。それも風が吹くはずが無い室内で。題名は不吉な風の名称を探したんですが「魔風」とかしかなくピンと来ません。しつこく探していたら見つけました。「子連れ狼 死に風に向う乳母車」という映画。「死に風」いただきましたw