みっくみくにしてあげる♪

昨日も子供と一緒に寝ちゃいました!いやあ体力低下が酷いです。アラフィフやばいです。横になると動けないです。今日はなんとかゾンビのように布団から這い出しました。

イキグサレをプチ・ブレイクさせてくれた「拾ったCDに入ってた動画」。もう嬉しくて嬉しくで毎日見ていたんですがタグに見慣れない言葉を見つけました。それは、MMD。調べてみたら「ミクミクダンス」の略で初音ミクをはじめとするヴォーカロイドの3Dモデルを動かせる3Dソフトらしい。「でもお高いんでしょ?」と思ったらなんとフリーソフト。しかも専用のエディターを使ってモデルを作れば自作のモデルも使える。あんなに苦労した動画製作、またムクムクとやってみたい欲が出て来ました。

使ってみて驚いたのが動きの滑らかさ。ぬるぬる動きます。後、複数モデル表示できる事。これでリアルタイムで三人に振り付けが出来ます。さらにカメラの始点も自在に動かせるし、出力も音付きで動画として出来ます。何だこの至れり尽くせり仕様は。ほんとにこれフリーソフトなのか?と大興奮です!これだったら最初の動画製作の三分の一、いや十分の一の労力で動画作れそうです。

この時期、前の動画製作でダンスを意識し始め、また映画としても興味があったMGMのミュージカル映画(雨に歌えばが有名です)を見まくっていました。ジーン・ケリーの超人的な動きが大好きでそのダイナミックなダンスを参考にしようとしたんですが素人に再現できるはずも無くwならばリアルさを優先してこじんまりとした物を作るよりは多少無理でもダイナミックさを優先しようと。もともと彼女たち普通じゃないんだからダンスも普通じゃ無い方が良いだろうとw

Perfumeのライブの時、妻は最前列を狙うんですが私は少し離れたところで全体のフォーメーションや三人全員見るのが好きで今回の動画はその視点を再現しようと試みました。イメージは地下のライブハウス。後列からステージを眺めている。そうやって完成したのが「ステキな呪文」です。

しかしMMDは本当に凄い。作っている時まったくノンストレスでただただ楽しい。完全に動画製作にハマりました。

 

イキグサレ、プチブレイク

さてさて。前々回書いたようにドエライ苦労して動画作ったんですがHPにアップして知り合いにはそこそこ好評でしたが、それだけでまったく反応がありません。そこでニコニコ動画やyoutubeに投稿しようかと考えました。しかし数ヵ月後、まったく知らない方がニコニコに私の動画アップされました。その時はまったく評判にも話題にもならず「やっぱだめなのか・・・」と落胆しました。

動画を作った翌年、サードアルバムを発表しその年に結婚しました。妻との結婚生活はとても楽しかったんですが別の所でかなり嫌な出来事がありまして。いきなり新婚生活の邪魔をされた気分になり凄い怒りが湧いて出てきてしまいました。ぶっちゃけ殺意が湧くぐらいの怒りです。ちょっとこれはヤバイと思い、まず自分の気持ちをどういう形でもいいから落ち着かせようと2CHのオカルト板を見に行きました。こういうセンスが私の頭のおかしいところです。現実的な対処でどうにもならないのは分かっていましたから占いや呪いでどうにかしようと思ったんです。本物の占い師は信じていないけど2CHだったら占いや呪いの方法ぐらいあるだろうと。自分で呪い実行してやろうと呪いのスレを探しました。

でもやっぱりあるのは「丑の刻参り」とか「鏡を使って悪魔を呼び出す」とか「蟲毒」というもの。なんかピンと来ません。というか実行するの難しい物ばかり。そんな中、「断言法」と言うのを見つけました。

断言法。やり方は実に簡単。望みや願いを「○○になる」とか「○○になりたい」とかではなく「○○になった」と断言した文章を一日、15回書く。それだけ。それだけで望みが叶うと言うのも。こりゃあいいやと思いとりあえずノートに書いてみます。しかしやってみると毎日15回書くのってかなり面倒臭いんですよねwましてや誰かを呪い殺そうなんて毎日書けないんです。それで書く内容が次々変わっていきます。「金持ちになった」とか「Perfumeと友達になった」とかwそれでも面倒臭くなって書くのを止めてしまいます。ただしつこくずっと書いていた物もあります。それは「イキグサレ、ブレイク」と。何ヶ月か続けて分かってきたのは、この方法は「本当に自分がやりたい事」をあぶりだす方法なんだと。やりたい事が分かったら行動に移すし、行動に移したら可能性はグンと高まります。毎日、書くのも苦ではありません。なるほどな~上手くできてるなと思いました。

結婚を期にイキグサレはCDでアルバムを発表するようになります。最初のアルバム「宣伝盤」はイベントで4枚しか売れませんでした。つづく「イキグサレ4」は3枚しか売れませんでした。「やっぱ駄目か・・・」と思っていた所、ニコニコに「拾ったCDに入ってた動画」としてまた私の動画が投稿されました。またもや全然知らない人です。「同じものもう投稿されているよ・・・」と思っていたらなぜかこれが「人類には早すぎるランキング」に拾われていきなりブレイク。なにが起こっているのか良く分かりませんでした。

いままでの私だったら「拾ったCD?仕込だろ」と思っていたと思います。しかし今では信じたいし信じます。多分、私が毎日15回「イキグサレ、ブレイク」と書き続けていた事が引き寄せた出来事なんだろうと。

この時点でイキグサレは趣味としては成功です。しかしこのブログを始めた動機はイキグサレで食っていくです。また断言法始めましたよwこのお呪いが本当に有効かどうかもこれから実績していこうと思いますw

怪談を歌う!

昨日は家族で東京ドームシティいってヒーローショー見たりローラースケートやったりして疲れて寝てしまいました。なので今日は二個記事書きます。出来るかな。

私、洋楽から音楽入ったためか歌詞が前面に出ている曲が苦手です。洋楽はダイレクトに歌詞が頭に入らないため「なに言ってんのかさっぱりだけどカッコイイなー」と聴けるんですが日本語だと歌詞が引っかかって曲はいいのに聴けないということが間々あります。しかし、私は歌物がインストより好きみたいでまた英語出来ないのでどうしても日本語の歌詞が自作品に必要です。

二十代の頃は心にある黒い部分、爆発しそうな鬱憤や集団の中での居たたまれない気持ち、綺麗ごとに対するカウンターなどを歌詞の題材にしていました。ファーストの曲たちです。しかしセカンド以降は三十半ばのおっさんが作る訳で、さすがにその手法は青臭すぎるだろうと。意味がある歌詞作るにしてもなにも言いたい事がない。いっそ無意味な言葉の羅列にしようかとも思ったんですが、これは相当上手くやらないと「歌詞の意味を排除して音楽性を高めているんです~かっこいいでしょ~」というのが見え見えになる可能性が高いと判断しました。

そこで思いついたのが「怪談を歌う」です。ただ淡々と私が考えた怪談、ホラー映画、ホラー漫画のストーリーを歌っていく。ただそれだけ。これは思いつきにしてはかなり優秀なアイデアでした。漫画の二次創作やっていたおかげでストーリーを歌詞に落とし込むのには慣れていましたし、自分の好きなものですからいくらでもアイデアが浮かびます。狂気や暴力性や恐怖は勿論の事、死んだ人の観点でみれば物悲しいストーリーになりますし、第三者の観点で見ればコントのような笑いも出来ます。本当にお化けだけあって変幻自在です。なにより作ってて凄く楽しい!

さて今日はもう一記事書く予定です。次は酔っ払いながら書こうと思います!

動画製作ダイエット

モデリングはコツを掴んでしまえば面倒臭さよりも面白さを感じる作業でした。もともと粘土いじりは好きだったしPC上で思ったとおりの形が出来上がっていくのは快感を覚えます。問題は振り付けです。まったくの未知の分野。ちょっとPerfume見たぐらいでは出来ないです。ダンスを作ろうと思うと一小節も出来ません。そこで考えを変えてポーズを意識してみました。フィギュアやプラモを飾るみたいに可愛い、格好いいポーズを作って次の拍でまた違うポーズを作る。そのままだとまったくダンスではないので裏拍で少しだけジャンプさせる。そうやってたらなんだかダンスっぽくなってきました。数小節作ったところでそろそろ三人全員表示させてみようとしたのですが、やり方が分かりません。調べてみたらこのMIKOTOというソフト、なんと複数モデル表示できなかったんです!これは困った!三人いなかったらイキグサレじゃありません。

考えた結果、一つ解決策を思いつきました。MIKOTOは作ったモーションを動画として出力出来ません。一コマづつ画像として出力されます。その画像ファイルを動画ソフトで連結して動画として完成します。と言う事は三人分のモーションを作り画像ファイルを出力し、それを一コマづつ画像ソフトで合成すれば行けるんじゃないかと。試しに数秒だけの動画製作してみました。目論みはビンゴ!三人で踊るようになりました。しかし数秒でもかなりの量の動画数。一曲分では数百、いや千になる可能性があります。それを一コマづつ合成していくなんて無理だろうと思いました。ですが他に方法が無いんですからやりましたw

それから数週間、寝食を削ってひたすら合成作業です。このときは本当にガクンと体重が落ちました。動画完成したとき「嬉しい」とか「やった」とかより「もう動画はつくらねぇ」と強く思いました。しかしこの動画のおかげでイキグサレ知名度上がる事になります。苦労は報われたようですw

 

動画製作始めました

36歳の誕生日、妻がXBOX360をプレゼントしてくれました。「お姉チャンバラ」と「地球防衛軍3」をやりこんだ後「アイドルマスター」買いました。普通に一通り遊んだ後が本番です。ショートカットのキャラと黒髪ロングのキャラとツインテールのキャラでユニット組んでイキグサレごっこプレイです!最初のうちは楽しく遊んでたんですがだんだん違和感を感じ始めます。「なんで一つ目じゃないんだ?」とか「なんでイキグサレの曲歌わないんだ?」とか当たり前のことでイライラしています。精神衛生上よろしくないのでこの遊びはやめました。そして思います。イキグサレが歌い踊る映像作らなければと。

イキグサレを表現出来る方法は三つ。特撮、アニメ、CGです。特撮、アニメは技術的にも金銭的にも不可能。一番現実的なのはCGだと思い色々調べてみました。きっと3DCGソフト高いんだろうなーと思っていたんですがなんと!ほぼ無料で3Dアニメ製作できる事が判明。思ったよりハードルは低そうです。さっそくメタセコイアという3Dモデリングソフトをダウンロードして初モデリングに挑戦です。

コツを掴むまで時間が掛かりましたがなんとか一号が完成しました。今度はMIKOTOというモデルモーションツールに一号を読み込ませ、まずは簡単に手振って見せました。モニターの向こうから一号が手を振っています。ちょっと感動して泣きそうになりましたw この勢いでPV作るぞ!と思ったんですがこれからが苦行の始まりでした。

プロフィール、設定ありません

さてセカンドアルバム公開を期に音楽性もHPも大幅にアイドル路線に変更したんですが次に手を付けたのはイラストです。一ノ瀬屠殺彦が言うように見よう見まねでイラストを描き始めました。人に見せるでもなく落書きはしつづけていたので、まったく絵心無い訳でもなく最低限HPに掲載しても良いかな?程度のイラストは描けました。HPの写真館にあるジャケットを意識したイラストです。

私の悪い癖であり私が最終的に全部一人で創作する理由でもあるのですが共同作業する時、相手に遠慮してしまう癖があります。せっかくなんだから相手の持ち味も出したいと思い最低限のオーダーしかしないで自由にやってもらおうと考えちゃうんです。そして今回も自分で描いたイキグサレの方が自分のイメージに近い訳です。当たり前です。自分で描いているんだから。「せっかく描いてくれたのに」と申し訳ない気分でいっぱいになりながら屠殺彦に了解を得てトップページのイラストを自分の物に変更しました。

前組んでいた女性とのバンドの時もそうでした。せっかくなんだからその女性の持ち味を出したいと思い歌詞の一部をお任せしたんですが出来上がったときは「オー良いじゃん!」とか言っているんですがチョッとしたセンスのずれがだんだん気になってきて手直ししたくてしょうがなくなるんです。そんな風になるのなら最初から「ここはこう!これ以外認めない!」と細かく指示すればいいんだと思いますが、それが出来ない。師匠が「共同制作は喧嘩だよ」と言っていたんですが本当にそうだと思います。お笑いコンビが仲が悪くてお互いのプライベートには一切干渉しないというのを良く聞きますが創作では正しいあり方なんだと思います。

イキグサレ、擬似的にですがその正しい創作のあり方を再現しようとしています。一切お互いのプライベートは知らない、興味ないという状況。だから私は彼女たちの好きな物や出身地、身長や体重、性格、本名知りません。ただ、歌が出来たらイメージ通りに歌い、思ったとおりにダンスをします。私にとってそういう存在。ただでさえ私は彼女たちが魅力的に見えるように腐心しているんですから、性格とか分かっちゃったら好きになっちゃうでしょ?そうしたらもうエゲつない歌なんか歌わせられないじゃないですかw本当に彼女たちをナンバーで呼ぶようにしたのは正解でした。

でもきっと俺の背後には三人いると思うし、死んだら迎えに来ると思うけどね!

その名はNO.5

イキグサレファーストを公開してPerfume追いかけ始めた頃、まだ漫画の二次創作活動続けていましてバンドも継続中でした。どういう経緯かは忘れましたが新しいメンバーが加入する事に。このバンド、梅澤作品にちなんだバンドネームをつけるのが決まりで私は敵バンド「サイクロプス」のリーダー、JJ。架神くんは元々「無頼男」のスタンガンダンスで有名なキャラから取っていたのでそのまま。あとグリード様やバラキなんてのがいました。加入した彼は暴走族「ミリオン」の熊からとって「NO.5」と名付けられました。

NO.5、凄く若いです。どれくらい若いかと言うと深夜、私と二ケツでチャリンコ乗っていたら呼び止めた警察が「え、えーと・・・親子?」と言うぐらい若いです。しかし非常に映画、漫画、ゲームなどに造詣が深く特にホラー物に強い。私たちはすぐに意気投合して頻繁に飲むようになりました。いやあ「フランク・へネンロッターが」とか「ユング・ブットゲライトの」とか言っても普通に会話が通じる友人は初めてでしたw

彼にイキグサレの事を話してみると「凄く面白い。今やってる二次創作よりもこっちの方が面白いしやる価値がある」と言ってくれました。イラストなどのビジュアルで悩んでいるといったら「それじゃ俺描きますよ!」と言ってくれ、どうやってイラスト描けるようになるか聴いたら「マネすりゃいいんですよ!ボールペンとか鉛筆で線描けるんなら描けますよ!」と言います。なんてスゲエ奴だと思いました。

その後もネタに詰まったとき相談したら「クトゥルフ物なんでどうっすか?」と言われ「ステキな呪文」が出来、Jホラーや小中千昭さんの事を教えてもらってサードアルバムの構想の元になったりかなり助けられました。そしてセカンド完成、公開と共にHPもリニューアル。彼のイラストをドーンとのせアイドル色を打ち出します。イキグサレではNO.5はイキグサレ専属カメラマン「一ノ瀬屠殺彦」となりました。

とにかくイキグサレ初期の頃には色々助けられました。しかし、それよりなによりイキグサレがニコニコでプチブレイクするまでイキグサレの理解者は彼しかいませんでした。いや本当に一ノ瀬屠殺彦がいなかっらたイキグサレ、ファーストだけで終わっていたと思います。

テクノポップ地獄

今日は相続の手続きのため税理士事務所へ。父が亡くなってから各種手続きずっとやっているんですがまだ終わりません。人一人死ぬって事はなかなか大変な事だなと思います。

イキグサレ、アイドル路線で行くと決めたものの良く考えたら私アイドルのこと全然知らないんですよね。私の世代、アイドル黄金期と重なっているんですが素直にアイドル見てたのは小学校低学年まで。ピンクレディーの頃です。それからはアイドルにキャーキャーいっている同級生を冷ややかな目で見ていました。そんなアイドル文化に触れてこなかった私がアイドルに抱いているイメージは、そこそこ可愛い女の子があまり上手くない歌とダンスを披露しててピンクのハッピ着た男共がペンライト振って群がっている。その程度の認識でした。

ある時、彼女(現妻、いちいち表記するのめんどくさいから妻と表記しちゃいます)が「日曜日行きたい所あるから付き合って」と言ってきました。どうも見てみたいアイドルイベントがあるようです。妻と出会ったのは漫画のオフ会。私も妻も漫画オタクなんですが他の趣味はかなり違っていまして。私は怪獣映画やホラー映画、怖い話が大好きで妻はホラー系大嫌い。妻も色々多趣味な人でアイドルオタクという側面もありました。妻が言うには「上京してきたばかりの中学生でまだメジャーデビューもしていない。もしかしたらお遊戯みたいなレベルかもしれない。でも凄く評判良いし亀戸のショッピングモールの催し物ステージだからタダで見れる」という事でした。亀戸なら電車で数駅だし行ってみる事に。

ステージ見た結果、度肝を抜かれました。キレッキレのダンス。曲もテクノ風でカッコイイ。とにかくショーとしての完成度が凄く高い。「えー!今のアイドルってこんなんなってんの!?」とビックリ。これをタダで見せてもらって良いのかと思いました。完全にアイドルの認識が変わりました。イキグサレもアイドル路線でやるならビジュアル、ダンス共に一切の妥協は許されないと思いました。完全にスイッチ入りました。この時見たアイドルはデビュー前のPerfumeです。

それからというもの毎週日曜日は亀戸いってPerfume見るのが定番になりました。亀戸に出演しなくなってもイベントやライブにいきました。それで気付いたんですが別に今のアイドルのレベルが上がっている訳ではなくPerfumeのレベルが高いだけだったようです。しかし「せめてPerfumeレベルまでイキグサレ高めないと!」と勘違いしてしまいました。もう後へは引けませんw

まったくの余談なんですが、それから数年後Perfumeは「ポリリズム」でブレイク。全国的にメジャーになりました。それは応援してきたファンとしては嬉しい事でしたがマイナー時代同じような位置にいた他のグループ。二匹目のドジョウを狙ってみんなテクノポップグループになってしまいました。独自性は消えPerfumeの劣化版になり消えていきました。アイドルの世界恐ろしいです。そして軸がぶれるとどうなるか、まざまざと見せられました。イキグサレも迂闊に流行り物に乗っからないように気をつけますw 

イキグサレ誕生

今日は妻が仕事で遅く私が夕飯の用意。子供に食べさせ風呂に入れて寝かしつけて「さあブログ書くぞ!」と思ったら長男が軽い喘息の発作。まいるぜ!

女声を自分で作れるという事は私にとって大発見でした。わざわざ女性を呼んで録音しなくてもいいし、どんなエゲツない歌詞でも嫌がらないし。時間的制限や気を使って作品のレベルを下げるなんて事が全部解決です。とりあえずバンドの時やり残したシーケンサーで作った曲を生楽器で復活。いままで一曲ずつ公開していたけど、このプロジェクトはアルバム単位での公開。公開先はネット。ここまではすんなり決まったんですが、まだ問題はあります。

まず、このまま曲を公開したところで誰も聴いてくれないだろうと。二次創作とオリジナルではまったく勝手が違う事は容易に想像できます。いくら曲に自信があっても何か付加価値がないと誰も振り向いてくれないだろうと考えました。後、やっぱり歌声。「本当は男が歌っているんですよ」なんて事を売りにするつもりはないし、わざわざ言うつもりもありません。となると、ただの歌の下手な人になってしまいます。なにかこの歌声である事に説得力が欲しいと思いました。

「アイドルって事にしてみるか」ふと、そう考えた瞬間、過去デザインしたあの奇形のような妖怪のようなキャラが頭に出てきました。ピキーンと一気にひらめきます。見ようによっては可愛く見えるしインパクトも十分。下手でもあの歌声をこの子たちが歌っていると思えばなんだかよく似合っていると思えてきます。完璧じゃん!!と思ったんですが「いや、やっぱ無理だろう」と。

アイドルと言う事になればビジュアルは重要。しかし私は人様に見せられるようなイラストは描けません。またダンスやライブも必要。動画や振り付けなんて作り方全然わかりません。今から勉強するにしても労力が掛かりすぎます。もっと現実的に出来る事にしようと考えました。

代案として考えたのは「バンドやヴォーカルなんて言う言葉で何も知らない女の子を引っ掛けてエゲツない歌詞の歌を歌わせて喜んでいる変態オヤジ」というもの。これだったら出来そうです。しかしアルバムが完成に近づくにつれ「これじゃない」という思いが強くなります。やっぱりアイドル案。最初のアイデアの方が断然面白い。どうしようかかなり悩んでいました。

とりあえず、プロジェクトの名前をつけようと思いました。イメージは決まっていて日本語でカタカナで五文字。「ハナタラシ」とか「アブラダコ」とか「村八分」とかそんな感じ。昔私が作った曲で「発病」というのがありまして詩の一節に「生き腐れの病」と言う部分があってそこから「イキグサレ」に決定しました。名前が決まったら頭の中で「じゃあ、あいつらは一つ目、二つ目、三つ目だからイキグサレ一号、二号、三号だな」とか「イメージカラーは赤青黄かな」とか勝手にアイドル案前提に考えてしまっています。これはもう駄目だと腹を括りました。アイドル案で決定です!

アルバム完成したのでネットにアップしたんですが、イラストも何も用意できていないのでファーストは曲だけアップという寂しいデビューになってしまいました。

原型

妻が予約していたコンセレ「カイザドライバー」が先日届きました!今日、家族みんなで開けて大興奮です!草加登場シーン見ながらみんなで大笑いしています。

さて、昨日は一つ目でも少女マンガ風な目にすれば結構可愛くなるのを発見して同じように二次元にすればなんでも可愛くなるんじゃないかと思ったという所まで書きましたが、それから結構研究しまして。手足が多かったり足りなかったりするのは別に工夫しなくても可愛いんですが問題は顔です。顔のバランス崩れるとなかなか可愛くならないんです。で、どこまで崩してもOKなのか色々試したんですが最終的に衝撃度も高く見ようによっては可愛く見えるデザインは三つに絞られました。一つ目と半分顔が崩れているのと二つの顔が融合したもの。このデザインはかなり気に入って当時似たようなキャラクター見た事なかったし「もしかしてこれイケるんじゃないかな」なんて思っていましたw しかし表現する方法がなかったので公表する事も無く、ただのいたずら書きで終わってしまいました。

この表現する技術がないのに妄想を垂れ流していた時期は、私にとってそれはもう痛々しい黒歴史そのものなんですが、それでもこの時期がなかったらイキグサレは生まれなかったと思うと「まあ、これはこれでアリかな」と思えてきます。