「寝かし付け」解説

どうもです!相変わらず曲作りと子供の世話の毎日です!子供はもう二人とも小学生。手が掛からなくなって楽になるかなと思いきや、なかなかどうして厳しいですw娘は小学生になって自我や主張がハッキリしてお兄ちゃんとケンカばかりです。私の言う事もちっとも聞いてくれません。それでいて学校以外はずっと私にベッタリで何もさせてくれません!長男はかなり自立心のあるやつで勝手にゴハン作って食べたり風呂に入ったりするので楽っちゃぁ楽なんですが小学四年にもなるとクラスの中でヒエラルキーというかスクールカーストというか発生し始めるようで中々高度な人間関係の相談を受けたりします。これは暫く(もしかして永遠)楽にならないようです。

それではイキグサレ13曲紹介!七曲目「寝かし付け」です!

前曲でポップ路線に舵を切った本アルバム。次は短調のカッコイイ系の曲にしようと作り始めました。ハイテンポでギターギャんギャん鳴っているのをイメージして私のお得意の作曲方法、普通のコード進行で作ってBメロ、サビで転調するんですが転調先でも極力普通のコード進行ってやつで作りました。この方法、ポップなのに変化やスピード感出せるのでお気に入りです。

そんなこんなで曲は出来たのですが歌詞。この時すでに子育てメインの生活でしたからねぇ。子供の寝かし付けをテーマに持ってきてしまいました。お化けと添い寝して寝かしつけるの考えたんですがいまいち纏まらなくて。そこで立場逆転してお化けに寝かしつけられるのを考えました。なんだかちょっと物悲しい曲になってしまいました。最初はカッコイイの作ろうとしてたのに!

「羅睺(らご)」解説

どうもです!曲作り子供が学校行っている内に作業していたんですが一向に進みません。そこで昨日、子供がベットに入ってから作業してみました。そしたらまぁ昼間と打って変わってガンガン進みます。やっぱ創作活動は夜に限ります!しかし朝6時には起きなければならないので時間が無い事には変わりありません!

では「イキグサレ13」の曲紹介!これは今現在一番の自信作です。

六曲目「羅睺(らご)」です。

六曲目。前半戦が終わって後半戦に入りました。そろそろ「変な曲」じゃなくてポップでキャッチーな曲欲しいと作り始めました。とりあえず「ファンク」にしようと思いスラップベースとワウギターであれこれいじっていました。ファンク作るときいつもだったら副旋律はホーンセクションかオルガンで作るんですが、なんとなくギターを弾いてみたらいきなりバシッとはまったのが出来ました。いや、ビックリです。楽器変えただけでここまで変わるかと改めて音楽の底知れなさを感じました。

「これは絶対いい曲になる」と確信しました。そうなると問題は歌詞です。迂闊な事をして台無しにしてはいけません。いつものようにストーリー性のある怪談は合わないように感じたので抽象的な心情的なフワッとしたものにしようと思いました。

そこで前からテーマとして扱ってみたかった「羅睺」を使ってみることに。羅睺はインド神話に登場する日食や月食を引き起こすアスラ、ラーフラの漢字名です。日本ではアスラというより阿修羅といったほうが馴染み深いでしょう。「羅睺阿修羅王」。この字面だけで中二病思いっきり刺激してきますw「日食を起こす阿修羅」という知識しかなかったんですがこの曲作るんで調べたらかなり面白い存在でして。インド天文学や占星術で九曜というのがあります。月火水木金土日の七つに羅睺と計都という架空の星加えたものです。羅睺と計都はラーフラのクビチョンパされた首と体です。その正体は太陽の通る道「黄道」と月の道「白道」の交差する所、二箇所。昇降点が羅睺で下降点が計都。どちらも凶星としてあつかわれています。なんとも神秘的かつ魅力的です。鎌倉時代に超絶美少年として立体化されちゃったから日本では壮麗なイメージがある阿修羅。それが太陽と月を消す力持っているんだから「ヒャッホー!」て感じですwアフラマズダ、那仏の可能性もあるし!三号のイメージにも阿修羅は入っていますからね!そんな感じで「太陽、月の光を消して」って曲になりました。本当に好きな曲です!

「黒いコート」解説

どうもです!相変わらず作曲作業なかなか進みませんが今日四曲目の全体の雰囲気を掴めて来ました。だんだん自分のモードが「変なの作ろう」から「ポップなの作ろう」に変化してきています。そろそろエンジンかけたいところです!

それでは「イキグサレ13」の曲紹介!五曲目「黒いコート」です。

この曲は「そろそろ「赤い服の女」なみに怖い曲作りたいな」と作り始めた曲です。しかし「赤い服の女」ほどインパクトある幽霊って思いつかなくてw 怪談動画見まくってネタを探していました。とはいっても私も怪談好きですからほとんど知っているもしくは似たようなお話ばかり。困ったなぁと思っていたんですが一つだけピンと来たのがありました。お話自体は面白くなかったんですが「後ろ向きで歩く人」というワンシーンがありました。それでイキグサレのフォトグラファー一ノ瀬屠殺彦が「俺の創作した怪談聞いてよ」と語ってくれた話を思い出しました。前を歩いている人に妙に違和感を感じてよく見ると貞子のように髪を前にたらしてこちらを見ながら後ろ向きで歩いていたという話。インパクトも十分これでいこうと決めました。

曲の方も怖い感じにしようとドミナントの濁ったコード使って気持悪いの作っていたんですが何故かサビで爽やかになっちゃって。これに引っ張られて歌詞も後ろ向きの女から一枚のコートに大勢入っている幽霊というよりお化けになっちゃいました。私、手足がいっぱいある異形デザインも好きなのでなんだか私にとっては可愛いと思える感じになってしまいました。でも明るいコンビニに逃げ込んだのにそこにまで入ってくるって描写はなかなか怖いんじゃないかと思います。この黒いコートのお化け気に入っているんでいつか動画で作ってみたいです!

「アングラー」解説

どうもです!昨日は娘の七五三のお祝いでした。妻とお義母さんは着物の娘を見て「可愛い~!」とハイテンションになっていました。娘の成長は感慨深いですが着物に興味の無い私と息子。ボーっとしているしかなく非常に疲れました。しかし氏神様の本殿に上げてもらって祝詞を読んでもらうのは頻繁にできない経験です。そこは私も非常にテンション上がりました。最近ホラー映画「来る」みたばっかでしたからね。「かしこみ、かしこみ~」とか言われると盛り上がってしまう訳ですw

はい!それでは「イキグサレ13」の曲紹介の続きです!四曲目「アングラー」

私、基本的にはポップでアッパーな曲が好きっぽいのですが一方でドロッとした不安をあおる曲も好きです。プログレが音楽始めたきっかけですしホラー映画好きですからね。イキグサレもホラーを題材にしているのですからこういう曲は必要だと感じています。なにより作っていて楽しいw聴いた人が明るく楽しい気分になる曲と同等に聴いて気持悪く暗くなる曲も作って行きたいです!

歌詞は「すれ違い夫婦」をネタにしました。旦那は仕事で終電近くに帰ってくる。奥さんは家事で疲れて先に寝ている。まったく一緒に食事も会話もする時間が無い生活。でも旦那さんは温もり求めて寝ている奥さんに抱きつきます。奥さんは眠りを邪魔されて不愉快です。そんな状況を深海魚「チョウチンアンコウ」に例えて歌詞にしました。

チョウチンアンコウの雄は雌の十分の一くらいの大きさしかなく深海で雌に出会ったら雌のお腹に吸い付きます。そして次第に融合して完全に雌の体の一部となってしまいます。精子を提供するだけの器官になりはてます。同種族の雌雄が出会う確立が低い深海で生き残るための進化らしいですがなんとも男としては切ない話です。

「ドールハウス」解説

どうもです!ここ数日、新譜の三曲目の歌詞がまったく出てこない状況が続いていたのですが昨日ようやく突破口となるイメージが降りてきて作業再開。今回、締め切りがないのに異様に苦労しております!

それでは「イキグサレ13」の曲紹介、三曲目!「ドールハウス」

これは音楽が先に出来た曲です。サビ前まで作って降りてきたイメージは小高い丘にある綺麗な白い家。窓から海が見えて爽やかな風が吹き込んできそうな女性受けしそうな家です。そういう家に憧れた女性が理不尽な目にあう曲にしようとサビは急転直下不穏な雰囲気にしました。

そうやって曲は出来たのですが問題は歌詞。これはもう二転三転して凄く苦労しました。最初は単純に憧れの家に住んだけどお化けがいた!っていうの考えたんですが。なんだかありきたり過ぎる気がしました。そこで一捻りして引越しした家の地域の町内会や自治体が異常だったという話にしようと。引越し当日に町会長が来て「この地域の皆さんにご協力を御願いしています」とか言って強制的に会合に出席させられ異様な儀式に参加させられ逃げようにも町の住民全員に見張られていて身動きできない・・・てのを思いついたんですが、こんなの状況説明だけで三番くらいまで使っちゃいますwマジで作ったら「空き地のラブソング」「エミちゃん探偵団」以上の長い曲になるのでこの案は没にしました。

それで暫く悩んでいたんですが「なにも本当に家に住まなくてもいいじゃん。絵とか写真とか模型でいいじゃん」と思いつきました。だったら話は簡単です。それに小人が住み着いちゃえばいいんですから。

自分の頭が生んだ妄想なのか何者かが気を利かせて見せてくれたのか、とにかく自分の分身が自分の夢かなえているのを主人公は目撃します。普通の物語だったら幸せな気分になって終わりでしょうがこれはイキグサレの歌の世界です。分身とは言え他人。なんで他人が私の夢かなえてんのじゃ~!見せつけとんのか、ぶっ殺す!となります。実にいい落ちが作れたと自己満足しております。

「忍びの者」解説

どうもです!昨日から息子、咳が出始めまして。コロナの再攻撃が激しくなってきたこの時期です。用心のため病院に連れて行きました。結果はいつもの通り喘息の軽い発作だったんですが喘息も油断ならない症状です。学校休ませました。しかし学校休めたのが嬉しかったのかヤケに元気。お陰でこちらは一向に作業出来ませんでした。

と言うわけで「イキグサレ13」の二曲目の解説です!「忍びの者」。

まったくの手探り状態で作った一曲目。二曲目はちょっと気を抜いてある程度、形が見えているものを作ろうと考えて和楽器をフューチャーした和ロックを作る事にしました。イメージしたのはゲームで忍者とか侍とか和風の敵が出てきた時のBGM.。イメージが確定していると非常に曲作りは楽になります。すぐに曲自体は出来たのですがこの曲に関してはちょっと気を抜きすぎた気がします。イメージに頼りすぎちゃってありきたりの曲になっちゃったように感じてしまっています。「なんでそう思うんだろうなー」と自分でも分からなかったのですが最近聴き返して分かりました。私が大好きな「龍虎の拳」という格闘ゲームのBGMにそっくりだったんです!普段だったら「好きな物に影響されて似た物になってもそんなの当たり前だろ?」と思うんですが今回はそんなこと言えないぐらい似てしまったような気がします。パクリと言われても仕方ない。「あちゃぁ、やっちまった!」って感じですw

歌詞の方は割と気に入っていて「和風なら忍者か侍」と考えていたら「忍者って消えたり分身したり幽霊っぽいムーブするよな」と思いつきました。そこで「霊現象が起きている部屋に住んでいて幽霊と認識しちゃったら怖いから忍者がいると思い込もうとしている人」という歌詞をつけました。少しクスっとなるコントのような歌詞が出来たと自負しております!

「朝日が差せば」解説

どうもです!毎度のことながら曲作り行き詰っています!子供のせいにしがちですが考えてみれば子供いなくても毎回アイデアの枯渇に苦しんでいるんですから同じ事なんだと思います。私にとってのイキグサレはこういう時間が大半ですので今回もウンウン唸りながら捻り出そうと思います!

前回書いたように今回からイキグサレ13の曲解説していきます。

まずは一曲目。「朝日が差せば」

私の曲作りの癖でアルバムを意識して一曲目から作り始めるというのがあります。全曲そろったら改めてバランスを見て多少曲順変えることはありますが大体作った順になります。そして毎回一曲目が一番苦労します。アルバムの顔であり掴みの部分ですからねぇ。キャッチーかつイキグサレっぽい不穏な空気も入れたいと欲張りな要求を満たさなければなりません。そして久しぶりの作曲、演奏。勘が戻っていない事が多いですw

この時もなんとか足がかり、手がかりになるフレーズ捻り出そうと楽器に向かったり鼻歌歌ったりしてようやくイントロのメロディーが出て来ました。歌メロを出したつもりだったんですがバックのキーボードのパートになっちゃいました。とりあえずでも手がかりのフレーズが出れば一曲目ですからポップでキャッチーでハイテンポで。と曲を構築していけます。この最初のフレーズ見つけるのが曲作りの80%くらいの労力のような気がします。

この時は歌詞もかなり苦戦していまして。「なにも出てこねー!」って状態が続いていました。子供寝かしつけるんで子供が寝るまで一緒にベットに横になっていた時ずっとあーでもないこーでもないと歌詞を考えていました。ふっとカーテンの隙間を見て「このまま朝になって日が差してくるまで寝れねーんじゃねーかな」なんて思ったとき思いつきました。朝が来ても消えない幽霊。子供が寝たのを確認してすぐに飛び起きて歌詞完成させました。

イキグサレの歌詞は幽霊譚、怪異譚の類が多いですが意識的にしていることがあります。怪異としても受け取れると同時に見間違えや心や脳の疾患としても解釈できるようにしようとしています。ただ「お化けが出たよ」っていうより、より怖いと思うからです。この曲の歌詞はその感じを隠すことなく全面に出してみました。

イキグサレ13

どうもです!新譜制作に手をつけてみた物のやはり順調にとは行きません。新しいソフトの使い方だったり全く何も思い浮かばなかったり。ですが一番の障害は子供たちです。学校や遊びから帰ってくるともう何も出来ませんw

と言う感じで作業しているか子供の相手しているかなのでブログに書くこと何も無いのですが思い出しました。アルバム紹介、最新のをしていませんでした!

というわけでアルバム「イキグサレ13」の解説をしていこうと思います。

このアルバム製作時は月に一つは動画作るという「月一動画チャレンジ」の真っ最中でした。いつもだったらアルバム製作のときは動画作るのお休みしていたのですが今回は動画と同時進行で音源も作りました。店舗をたたみ事後処理も一段落つきほぼ無職状態になったので自分の時間大幅に取れると思えたので「だったらコレくらいのスピード感で製作しないとダメだろう!」と始めたのですが、いざ蓋を開けてみると家事、育児に追われる日々の始まりでしたw

そんな感じで「動画と同時進行で製作する」というのが製作のコンセプトで作品としてのコンセプトはありませんでした。思いついたものを手当たり次第作っていく感じで最初はとっちらかった感じだったのですが完成してみればなんだかこう陰湿ではない爽やかな感じのホラーになったのではと思っています。気に入らなければ公開しないのですから勿論、私は気に入っているのですが皆さんはいかがでしょうか?

次回からは一曲づつ解説して行こうと思います!

作業報告

どうもです!ブログ、サボリがちになっていますがボーっとしている訳ではありません。新譜の製作に着手しております。

あたらしいDTMソフト「ロジックⅩ」。今までより非常に効率よく作業進めることが出来るのですが、なんというか「曲を形にする」ってことに特化されすぎていて音色とかわざわざ最初からエフェクターかかっている状態だったりします。

チープな感じも持ち味のイキグサレ、まんまゴージャスな音色使うと何か違う感じがするのでエフェクト引っぺがして音探ししております。

しかし動画や画像の製作もそれなりに疲れますが本業だと思っている音楽制作は非常に疲れるw多分集中しているんだと思います。楽しいのですが弊害として非常にイライラしたり酒タバコの量が増えたりしています。家族に迷惑掛からないように気をつけます!

動画「中華メドレー」

どうもです!公開から三日たってしまいましたが新作動画作りました。

こちらです。

中華風な曲を集めて動画作るアイデアはかなり前からありました。この二曲は確実に決定。しかしミニライブにするならもう一曲足りません。メロディーだけなんとなく中華風ってのならいくつかありますが中華風と言い切るには弱い。そんな感じでしばらく放置していました。

ネタが尽きてきたのでこのアイデアを形にしようととりあえず中華風の建物モデリング。そしてミニライブやめて二曲だけのメドレーで行こうと決定して振り付け始めました。しかしミスiDやらPC買い替えやらで再び放置。一段落ついたので再び作り始めたんですが途中まで作った振り付けの先が思い浮かばなくてw 振り付けは途中で中断しちゃうと流れが切れて作れなくなっちゃうみたいです。途中までのを没にして最初から作り直しました。

「デス中華2000」はカンフーの演舞、「おつかいキョンシー」は京劇とか雑技団みたいなのを意識してみました。特にデス中華は初期のジャッキーチェンの映画、酔拳、蛇拳、笑拳を参考というかこれらの映画、私の血肉になっていますから。ごく自然に出て来てしまいましたw