ドア越しデート

どうもです!先日は「海外でイキグサレ紹介されたぞー!」と有頂天になっていた訳ですが、そろそろ本ブログの本来の目的「イキグサレをいかにしてビジネスとして成功させるか」を考えてみました。考えてみたんですが、何も出てきませんでしたw まあこれは常々考えていくとして今は曲紹介やっていきます!

はい、それでは12の七曲目

「ドア越しデート」

この曲はアルバム作り始めて二番目に手を付けた曲です。この時はまだいつもより時間があると思っていて「時間があるんだから出来なかった事をやろう」とホーンセクションをサックス、トランペット、トロンボーンの音色を使ってちゃんと作ってみようとやってみました。セカンドの「呪い」以来久々の作業です。いじっていたらかなり気に入ったイントロが出来上がったので「これはアルバムのラストに持ってこよう」と決めました。しかしアルバム紹介で書いた様に雑務に追われたりモチベーション出なかったりアルバム製作はグダグダ。この曲がラストを飾ることは出来ませんでした。しかし後の三曲は昔作った物を引っ張り出してきた物です。実質的なこのアルバムのラストはこの曲のような気がしますw

歌詞は物凄く苦労して内容も二転三転しました。最初思いついたのはサキュバスの歌。サキュバスってその性質上、フェロモン出しまくりのセクシーでグラマーな姿で描写されがちですが能力を考えるとターゲットに合わせて容姿を変えられると思うんですよ。人の好みは千差万別。ですから一般的には全く性的魅力を感じない姿のサキュバスもありかと。アニメキャラのTシャツ、デッカイ眼鏡、ダボダボのオーバーオール、BL本が詰まった紙袋持っていても自分に好意を向けてくれたら好きになっちゃうでしょ?wそういうサキュバスの話考えていたんですがどうやってもラノベ、ラブコメにしかならない。サキュバス目線にしたりターゲットの男目線にしたり色々やったんですが纏まらない。メロディーに合わせて使えそうな単語ブツブツ歌いながら隅田川沿いを歩いていました。そうしたら「インターホン」という単語が急に出てきました。夜中に突然なるインターホン。これだ!とようやくイメージ纏まりましたw

メカユウレイ

今日、午前中にツイッター見てみたら海外の方からフォローされていて「?」と思いその方のツイッター覗いてみたらなんとイキグサレを紹介してくれていました!そして今ブログを書こうとPCの前に座ったついでにツイッターチェックしてみたら、海外の方がブログでイキグサレを紹介してくれているのを発見!こちら

どえらい事です。「これでイキグサレ海外進出だー!」ってなるほど私は脳天気ではありませんが徹底的に日本語だけの歌詞のイキグサレの曲、他の国の方にも聴いて頂ける可能性があると知れただけでとてつもない収穫です。ありがとうございます。

それでは曲紹介!12の六曲目

「メカユウレイ」

この曲のネタは11の時思いついて実際作り始めたんですが纏められずあえなく没(この時作った曲は「お注射ガール」に転身したんですが)。元々は金縛りとか幽霊絶対出るぞという場面で何故かブリキの玩具のロボットが出てくるという、不条理ギャグのような物を考えていました。流石にそれだけでは曲にするの無理でしたwしかし今回はキャラソング集です。メカ幽霊なんてキャラ使わない訳にはいきません。

メカ○○といったらメカゴジラ。メカゴジラといったらケレンミ溢れるイカす登場シーンです!佐藤勝氏の曲に乗って現れるメカゴジラ。たまりませんw曲もこのメカゴジラのテーマを意識したものにしました。メカユウレイのデザインもメカゴジラ風に全身武器にしました。やっぱドリル、チェーンソーは無条件に興奮しますね!

スネーキーガール

動画アップしたものの週末は色々イベントがあってブログの更新、滞ってしまいました。今週も子供がらみ家族がらみのイベントだらけですがブログの更新もしっかりやりますのでよろしくお願いします!

はい!曲紹介です!12の五曲目

「スネーキーガール」

前回でこのアルバムのコンセプト、キャラクターソング集に決めたわけですが実は前からネタにしたかった物がありました。「蛇女」です。楳図かずお先生の作品には「へびおばさん」とか「まだらの恐怖」とか蛇女が登場する物が多くあります。楳図先生の絵の迫力も相まって凄いインパクトがあります。今まで蛇女をテーマにして呪いや祟りや女の怖さなんかでコーティングして曲作ろうとしていたんですがいまいちまとめ切れませんでした。しかし今回はキャラソン。「蛇女」のキャラソンを作ると考えたら一気にアイデアが出てきました。

どうせキャラクター作るのなら可愛い方がいいでしょう。オッサンとはいえ私も男ですからねwで、容姿端麗な蛇少女のストーリーを考えていく訳ですが蛇女なんてあからさまな人外の目線でストーリー作ったらファンタジーとかほのぼの日常系漫画にしかならないので蛇少女に一目ぼれしてしまった男の子のお話にしました。

作っているうちに自分でも思いも寄らないストーリーが出来てきました。この男、価値観多様とか正当化するようなこと言っているけど好きな子の事「飼おう」としているんです。本当に「蛇女」かも怪しいです。目立たない所にタトゥ入れているだけの子かもしれません。それを蛇女と断定して「君は蛇女だけど僕は君を尊重するよ」なんて言っている訳です。凄い相手を見下しているんだけど自分では気付いていない。寛大な自分に酔っている。いままで女性目線の歪んだ愛情の話はいくつか作って来ましたが男目線だとなんだか純愛みたいなのしか作って来ませんでした。今回、男の歪んだ愛情を始めて作れた気がしています。

へのへのモーヘイジ

どうもです!ここ数日、更新出来ていなかったですがお陰様で新作動画、完成しました!相変わらずつたない動画ですが是非、見てやってください。

ミニライブ ファンク!

それでは曲紹介、12の四曲目

「へのへのモーヘイジ」

去年の七月に「第2回新星カオス映画」という自主制作ホラー映画の上映会に参加させて頂きました。その打ち上げの席で数名の監督さんとお話させて頂きました。話題の一つに「日本映画にはジェイソンタイプのキャラがいない」というのが出て確かに直接的な暴力を振るうホラーキャラっていないなぁと思いました。思いつくところでは黒沢清監督の「地獄の警備員」くらいです。じゃあ、自分で日本的な殺人鬼創作してみようと考えました。

しかし考えてみて分かったんですがジェイソン的キャラって色々設定とか付けるとドンドンつまらなくなるんですね。不死身である事の理由とか人殺す理由とか付けると怖く無くなっちゃう。ですからキャラ付けできるのは表情や感情を隠すマスクと使う得物ぐらいしかない。こりゃあ確かに難しいです。で、思いついたのは「へのへのもへじ」のマスク。「へのへのもへじ」って日本語書かれているし「その他大勢」のアイコンとして使われていたりするし無個性の殺人鬼としてはいい感じではないかと思いました。得物はハンマーで着ているのはジャージ。なんか地元に密着した殺人鬼にしてみました。名前は「へのへの喪平次」っていうのを考えていたんですが検索してみたらもうすでに使われていました。そこでスパイダーマンのヴィラン、カーネイジをもじってモーヘイジにしました。

はい、ここまで作ったんだから曲のネタにします。モーヘイジ活躍する場面妄想して作りました。この曲と「おつかいキョンシー」作って思いつきました。今回はキャラありきの曲、キャラクターソング集にしようと。アルバムの方向性が決まりましたw

おつかいキョンシー

どうもです!三連休中はずっと子供と一緒でした。雪が積もれば遊ばせて体力削って早く寝かし付けなんて出来たかもしれませんが中々上手く行きません。まあ雪で遊んだら私の体力も著しく削られて何も出来なくなりそうですが。

はい!曲紹介です。12の三曲目

「おつかいキョンシー」

いままで「デス中華2000」や「笑いの家」など中華風な曲作って来ましたがイメージしていたのはジャッキーチェンの映画や格闘ゲームのBGM。「そういえば本場の中国音楽やってなかったな」と思いつきました。本場といってもちゃんと勉強してませんから私の勝手なイメージです。アクロバティックな獅子舞が踊り爆竹が鳴り響く日本人からするとうるさ過ぎだろうと思うようなお祭り。京劇で使われているような音楽。それをイメージしてみました。

歌詞も中華お化けということでキョンシーに。蚩尤や饕餮ひっぱってきても誰も知らないでしょう。やはり無難にキョンシーがいいと思いました。「カンフーパンダ」に引っ掛けて「キョンシーパンダ」っていうネタ思いついたんですが息子に言ってみたら「それ今度のシンちゃんの映画のパクリじゃん」と言われてしまいました。その映画どんな映画なのか知りませんがパクリと言われたら使うわけには行きません。次に思いついたのは霊幻道士でキョンシーを意のままに操るシーン。意のままに操れるのならばお使いなどの雑用にキョンシー使うってのはどうだろう。雑用するのならメイドさんかな。メイドさんキョンシーか。可愛いじゃねーか。と歌詞が出来上がりました。思わずデザインしてモデル作るぐらいお気に入りのキャラですw

夏来たぜ

今日は売り切れていたイキグサレ8と11をあきばお~こく様に納品してきました。早速通販も再開していますのでよろしくお願いします!

はい、それでは曲紹介。12の二曲目

「夏来たぜ」

イベントの締め切りが近づいているのにまったくアイデアどころかやる気が出なくて重い体を引きずるようにして曲作り始めた今作ですが、やる気の無さがピークの時に作り始めたのがこの曲です。とにかく出来が悪くても一曲完成させればエンジン動きだすだろうと期待してネタが沢山あると思われる「海にまつわる怖い話」を題材にしようと思いました。「洒落怖」読んでネタ探したんですがなんかイマイチで。大体怖くて暗い夜の海はもう「海底」とかでネタにしてますからねぇ。で、思ったんですが私、怖い夜の海なんてあまりなじみがありません。海といえば海水浴場。日焼けする太陽の下、水着の女の子がいてチャラい若者がいて海の家があるそんな場所です。これを題材にしようと思いました。それを題材にするならサーフミュージックでしょう。ビーチボーイズもベンチャーズもちゃんと聴いた事ないですがイメージだけで作りました。

サーフミュージック作ってみて気付きました。このブログでも何回か言っている私が好きな小杉保夫さんという作曲家。この方の作風真似しようと作ってみた曲もあるんですが結果別物になってしまう。それが今回、上手く行きました。小杉さん真似しようとしていなかったのにです。そうか、サーフロック作ればよかったのか。

死に風

今日は妻が早く帰って来れたので子供たちをお風呂に入れるの任せて、久々に一人でゆっくりお風呂入りました。自宅の風呂入っただけなのに凄く贅沢な気分です。なんだかお得な感じです!

では曲紹介。12の一曲目

「死に風」

子供を保育園に送った帰り道ボーっとしながら鼻歌歌ってたら使えそうなメロディーが出てきました。家に帰って早速楽器で弾いてみたら七拍子でした。「適当に歌った鼻歌で変拍子出てくるとはさすが俺」となんだか妙に嬉しくなったので曲に採用しましたw

ホラー映画の表現で「怪異が現れる前の予兆」みたいなのあるじゃないですか。貞子だったら勝手にテレビがついたり伽椰子だっらた「ア゛ア゛ア゛ア゛」という声。これは見ている側に出るぞ!という緊張感を与えられるしお化けのキャラ付けにも使える実に有効な手法だと思います。

私が大好きな黒沢清監督の「叫び」という映画に出てくる幽霊。「赤い服の女」のモデルの一つでもあるんですがこの幽霊かなり変です。いきなり現れるくせに帰るときは玄関からドアを開けて帰る。と思ったらベランダからスーパーマンよろしく飛んで帰る。かなりエキセントリックな幽霊なんですが予兆もかなり個性的です。地震と共に現れます。映画内の描写から見ると震度3ぐらいでしょうか。地震が来たら現れる幽霊なんて聞いた事ありませんw

という訳で私も変な予兆を持つ幽霊作りたくなりました。目を付けたのは風。生暖かく生臭い風と共に現れるのは定番ですが暴風、強風で出てくるやつはいなかったと思います。それも風が吹くはずが無い室内で。題名は不吉な風の名称を探したんですが「魔風」とかしかなくピンと来ません。しつこく探していたら見つけました。「子連れ狼 死に風に向う乳母車」という映画。「死に風」いただきましたw

イキグサレ12

今日は節分。家は古くから商売やっていたので縁起担ぎにはうるさくて私が大人になっても豆まきさせられていました。さすがに恥ずかしいので夜中に人目を避けてそっとまいていたんですが子供が出来た事によって堂々と豆まき出来るようになりました。

さてさて。遂に曲紹介、最新作まで来てしまいました。さあどうしよう。

「イキグサレ12」

父が亡くなった事により店を畳んで貸す事に。私の時間の大半を奪っていたお店番がなくなりました。これにより今回は製作に余裕を持って時間を使えるぞと思っていたんですが・・・。

相続や名義変更の手続きにかなり手間取ってしまいました。終わってから思えば言われた事を言われた通りに、やるべき事を順番通りにやっただけなんですが、やっている時は不慣れな事ばかりで不安だらけでかなり神経を消耗してしまいました。また無職になったことで家事全般を受け持ったんですがこれも慣れないうちは家事だけで一日が終わってしまう事も。これではイカンとイキグサレの活動を広げるためにこのブログを始めました。

とまあ色々理由を挙げることは出来ますが結局急に生活リズムが変わったので対応出来なかった見たいですwどのタイミングで作業に入るか全然掴めなくて。好きでやっていることなのに非常に面倒臭くなっていたり。ダラダラしているうちに製作期間は二ヶ月切っていました。ヤバイと思って作り始めるんですが全然気分がのらない。エンジンかかったのは一ヶ月前でした。さすがの私も一ヶ月で十曲揃えるのは無理でしたw残り三曲で時間切れです。どうしようと思ったとき閃きました。

とある理由から発表出来ず仕舞いの曲が丁度三曲ありました。曲調も歌詞の内容もイキグサレの曲にしても違和感ない曲だと思います。これを持ってきちゃおうと。とある理由というのも私自身のこだわりで意地貼っているだけじゃないかと。「もういいや、やっちまえー!」とイキグサレの曲にしてしまいました。

この未発表だった三曲。ラストの三曲なんですがこれを発表出来たのは私にとってはかなり重要な事だと思います。それだけでこのアルバム作った価値が私にはあります。これを発表するために製作時間時がなかったんじゃないか?とさえ思いますw

ナースコール

現在、午前二時四十分。作業していたらこんな時間です。寝ようと思っても神経高ぶって寝れないので寝酒あおりながら更新しちゃいます。

はい、それでは11最後の曲です。

「ナースコール」

病院系怪談の定番中の定番。誰もいない病室から鳴らされるナースコール。これをネタにしなければこのアルバムは終わらせられません。その他にも死期が近い人にしか見えない死神っぽい黒い影とか子供の霊とか病院怪談のオールスターを揃えてみました。でもこの曲はアルバム最後の曲。最後はやっぱり明るく終わらせたい。これらの怪異でさえ優しくなる状況は・・・と考えて出来上がった曲です。

曲の方も捻くれず明るく爽やかな曲調にしました。このアルバム全体的に捻くれていない素直な曲が多かったように思えます。凝ったこと出来る時間が無かっただけのような気もしますが。それがかえって良かったような気がします。

さて父を介護しながらの生活、数年続く物だと覚悟していたんですが、このアルバムを発表してから一月ほどであっさり亡くなりました。ずっと一緒に暮らしてきた親子ですから様々な感情はありますが私が泣き叫んだり心に傷にならない年齢まで生きていてくれた事には感謝しています。

あ、そうそう死期が近づくと見えないものが見えるのは本当みたいですよ。父も亡くなる一週間前ぐらいから「なんか幻覚みたいのが見えるんだよなぁ」と言っていました。でもそれは怖い黒い影ではなく自分を取り囲む撮影器材だったらしいです。父は学生の頃、演劇部に所属していたらしく最後の最後で俳優の夢叶えたのかもしれません。

お注射ガール

今日は家事を午前中に終わらせる事が出来たのでガッツリ作業が出来ました。無職生活になってからどうも時間を上手く使えていないので、これを期にメリハリのあるスケジュールを組みたいと思います。

はい曲紹介!11の九曲目。このアルバム一番のお気に入りです。

「お注射ガール」

残り三曲でようやく方向性が決まったこのアルバム。救急車のつぎは「注射」です。最初のイメージは「Z指定ガール」や「ドンキーガール」みたいな感じで注射器で戦う女の子。○○ガールまだ作ってなかったのでこれで行こうと決めました。それで薬品について調べてみたんですが暗殺に使えるような即効性の毒物、個人で入手出来るものないんですね。考えてみれば当たり前ですwあの手この手使えば入手は可能なのかもしれませんがイキグサレの歌の女の子は「なんとなく」「成り行きで」人を殺すのでイメージと結びつきません。まあフィクションなんだから「なんかよく分からないけど強力な毒」って事でいいかぁなんて考えていました。

曲の方は作り始めの時、纏まらなかったので没にしたイントロだけ作った物をサルベージ。最初のアイデアは「ロボ幽霊」でしたw曲が出来上がっていくにつれ「これバトル音楽じゃねえな」と感じました。なんかもっとこう複雑な感情が入り乱れた感じ。そうなるとやっぱりラブソングでしょう。注射で毒殺するラブソング。そんなの出来るか!って思ったんですが出来ました。俺すげえなw