はい!今日で3の紹介も終わりです。3のラストナンバー
「アトミック・マーチ」
前の曲「夢電車」で終わらせればしっとりといい感じでアルバム終わったんだと思います。しかし「あの手を握って」からの流れ、ちょっとメランコリックすぎるなと感じたので最後にバカみたいな曲でドッカンと終わらせたくなりました。そして作ったのがこの曲です。
この曲のアイデアも映画から来ています。アメリカのドキュメンタリー映画「アトミック・カフェ」です。この映画ドキュメンタリーというか資料集といった様相で初の核実験から冷戦までの核兵器に関する映像をまとめた作品です。プロパガンダ映画、ニュース映像、広報フィルムなどを一気に見れる訳ですがなんだか笑えます。放射線や被曝の事をまったく考えていなくて(知らない?)ただのでっかい爆弾として核兵器が扱われています。「はだしのゲン」などでピカドンの恐ろしさを叩き込まれた私たちにはなんだかお遊戯をいているようなコントを見ているような不思議な感覚になります。一ノ瀬屠殺彦が「アメリカ人は放射能、特殊能力得てヒーローになるぐらいにしか思ってないんすよ!」とか言っていて馬鹿馬鹿しい核兵器ソングの構想が出来上がっていきました。
でも今の北朝鮮の核兵器問題、Jアラートなったら建物に隠れるとか言っているんだから日本もあんまり変わらないのかなーと思います。というか100%死ぬ状況で生存率高める行動と考えればアトミック・カフェもそんなに馬鹿にできないかもです。